バーランダーの契約は「1年2500万ドル」と「2年5000万ドル」のどっちが本当?
今オフ、ヒューストン・アストロズからFAになったジャスティン・バーランダーは、1年1840万ドルのクオリファイング・オファーを断った後、アストロズと再契約を交わした。その年数と総額については、2つの報道、「1年2500万ドル」と「2年5000万ドル」が出ている。
来シーズンの年俸が2500万ドルであることは、どちらも共通する。異なるのは、その次のシーズン、2023年についてだ。
1年2500万ドル(2022年)の契約に選手オプションの2500万ドル(2023年)がついているのか、2年5000万ドル(2022~23年)の契約1年目が終わった時点でオプト・アウトできるのか。この点が「1年2500万ドル」と「2年5000万ドル」の違いを生んでいる。2500万ドル(+2500万ドル)と5000万ドル(-2500万ドル)だ。
ちなみに、FOXスポーツのベン・バーランダーは、1年2500万ドル+選手オプション、とツイートしている。それが正解かどうかはわからないが、ベンはジャスティンの弟だ。年齢は9歳違う。兄は2004年のドラフト全体2位、弟は2013年の14巡目・全体426位。2人ともデトロイト・タイガースに指名され、弟は外野手としてマイナーリーグで5シーズンを過ごした。
どちらの契約であっても、結果としては、1年2500万ドルと2年5000万ドルのいずれにもなる。選ぶのは、バーランダーだ。選手オプションは、選手側に行使か破棄の選択権がある。オプト・アウトは、選手側から契約を打ち切ることができる権利だ。オプションの種類に関しては、「行使でも破棄でも球団が選手に「同額を支払う」オプションや、選手の破棄を球団が「覆せる」オプションも」で書いた。
バーランダーは、2023年の開幕前に40歳となる。来シーズンの投球内容と成績にもよるが、年齢からすると、来オフのFA市場に出て、2500万ドルを超える年俸を得られるとは考えにくい。アストロズに残って――選手オプションなら行使、オプト・アウトの場合は見送り――2500万ドルを手にするのが普通に思える。一方、こちらも年齢からすると、来シーズンを最後に引退することもあり得る。
オプションとオプト・アウト、「1年2500万ドル」と「2年5000万ドル」のどちらなのかは、ロックアウトが終わるまで明らかにならないかもしれない。合意が報じられてから約2週間が経っても、アストロズからの発表はないまま、ロックアウトに入った。
合意はしたものの、締結には至っていないのだろうか。この「沈黙」の理由はわからず、まさかとは思うが、契約が成立しない可能性も、皆無とは言いきれない。