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新年:ドキドキとワクワクの心理学

碓井真史社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC
(写真はイメージ)(ペイレスイメージズ/アフロ)

<ワクワク感こそが、人間の本質です。>

新年おめでとうございます。

とはいえ、あれ? 何がおめでたいのでしょう。合格したわけでもなく、優勝したわけでもなく、子供が生まれたわけでもないのに、新年になれば、みんなが互いに「おめでとう」と言い合います。

カレンダーを発明した人は天才です。区切りがあるわけでもない、だらだらとした時間というものに、に区切りをつけてくれます。季節が一巡し、地球は太陽の周りをひと回り。新年は、無事一巡りを終えて、新しい次の一周りが始まるお祝いなのでしょう。

何もなくただ過ぎて行く時間は、牢獄のようです。学校時代、退屈な授業時間やテストの余った時間をどう過ごすか、苦労した人も多いでしょう。忙しすぎる仕事は大変ですが、ヒマすぎる仕事も困ります。

私たちは、時間を「構造化」したいと願っています。一週間、一ヶ月、一年、何十周年記念などの周年事業、そして100年ごとの一世紀。区切りと変化ががあるから、私たちは生きていけます。人間には、ドキドキやワクワクが必要です。

さらに、人生の中では、新入学や新入社があり、進級や部署替えがあり、結婚や転居があります。その度に、私たちは新たな心になれます。

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社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

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