【福岡市】働きながらアートに挑戦!カフェ併設のArtist Cafe Fukuokaで無料相談も可能
福岡市が運営するアーティストの成長・交流拠点「Artist Cafe Fukuoka(アーティストカフェフクオカ)」。カフェやワークスペースを併設し、アーティストだけでなく一般利用も可能な施設だ。
施設は福岡市中央区の舞鶴公園内に位置し、大濠公園からもアクセスが良い。ただし、やや入り組んだ場所にあるため、施設に気づきにくい可能性がある。
興味を引かれたため、実際に訪れてみた。取材当日は施設管理責任者の方が丁寧に対応してくれた。
Artist Cafe Fukuokaとは?
Artist Cafe Fukuokaは、アーティストの創作活動を支援し、「アートが循環する社会」の実現を目指す施設だ。旧舞鶴中学校の校舎を活用しており、ユニークでおしゃれなデザインが特徴的である。
施設内には「コミュニティスペース」があり、カフェや無料のワークスペースを併設している。カフェはアート関連の書籍が並ぶスタイリッシュな空間で、これらの書籍を自由に閲覧できる。
中央の席には、戦前やミッドセンチュリー(1940~1960年代)のアンティーク家具が配置されている。壁にはアーティストの作品が展示されており、訪れるだけで作品を楽しめる。
このエリアはイベントスペースとしても利用可能だ。事前予約が必要な場合があるため、利用前に公式サイトで確認する必要がある。
また、施設は九州大学博物館の「在野保存」に参画し、歴史的な家具や道具の保存・活用に貢献している。アンティーク家具を実際に使える点も、この施設の魅力の一つだ。
窓側の席はワークスペースとなっており、電源や無料Wi-Fiが完備されている。管理責任者によると、パソコンを持ち込んで作業する利用者もいるという。
この席では、施設外で購入した飲み物は持ち込み可能だが、食べ物は禁止されているため注意が必要だ。
アーティスト向けの支援プログラム
Artist Cafe Fukuokaでは、アーティストやアートを目指す人への無料相談を実施している(予約必須)。アートの専門家に加え、起業や広報、法務、税務などの専門家もサポートしており、心強い体制だ。
本業としてアート活動を行う人だけでなく、仕事をしながらアーティストを目指す人にも対応している。また、企業とアーティストのマッチングを通じて、新たなアート活動の展開を後押ししている。
スタジオとギャラリースペース
旧舞鶴中学校の体育館は「Grand Studio」と呼ばれ、大型作品の制作や大規模なアートイベントにも対応している。このスタジオには、展示が終了した外国人アーティストの作品も置かれていた。
教室や職員室を改装したスタジオやギャラリーでは、国内外のアーティストが制作活動を行っていた。最奥部にあるギャラリーは展覧会や講演会などのイベント開催にも利用可能だ。
アクセスと利用情報
Artist Cafe Fukuokaは舞鶴公園内にあり、最寄り駅は地下鉄空港線の大濠公園駅だ。そのため、福岡市早良区や博多区方面からもアクセスしやすい。
アートやアンティーク家具に興味がある人には、一般利用可能なカフェやワークスペースが落ち着ける場所だろう。大濠公園や舞鶴公園を訪れる際には、ぜひ足を運んでみてほしい。
Artist Cafe Fukuoka
住所:〒810-0043 福岡県福岡市中央区城内2-5
受付時間:11:00~19:00
休館日:毎週月曜日・年末年始
※月曜日が祝日・振替休日の場合は、その後の最初の平日が休館日
相談対応日:火・水・木・土曜日
公式サイト:Artist Cafe Fukuoka