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あなたはの片づけは「積み上げ型?」それとも「目的型?」長い目で見たら効果的な片づけ方とは

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

私は、いつもキレイじゃないけど何かあればすぐ片づく家で暮らしています。子どもの頃は、とても部屋が汚く、片づけのやり方がよくわからないまま大人になりました。

大人になり、引越しや来客などで片づくチャンスがたくさんありそれなりに頑張ってきたのですが、最近ようやく自分が納得するような片づけができるようになった気がします。

そこで、今日はいろいろな片づけをしてきた私が考える長い目で見たら効果的な片づけ方についてです。

思いついたときにコツコツと整える「積み上げ型片づけ」

今は、片づけの情報が溢れています。求めていないのに情報が自然と入ってくる現状に疲れている人もいるのではないでしょうか。

100円ショップのアレがいい!と聞けば探しに出かけたり、人気量販店の収納ケースのおしゃれな活用法を知り早速たくさん買いそろえたり、

意外な書類ボックスの使い方を知り試してみたり、キッチンがおしゃれになる調味料の収納グッズを買ってみたり、

そういった手に入る情報を元に、家をキレイに整える方法をコツコツ実践し片づける方法を私は積み上げ型の片づけと考えています。

自分が「素敵!試してみたい!使ってみたい!」と感じたことを実践するのでとてもワクワクして楽しくその場の満足感や達成感はありますが、家全体が片づくとは限りません。

一つ一つ改善しその都度満足はするのですが、思い付きで片づけることもあり、その場しのぎで終わることが多いのです。

私もおしゃれなかごを買っては、中に大して使いもしないモノを詰め込み満足するものの、すぐにぐちゃぐちゃになっていました。

まずは目的から考える「目的型片づけ」

一方で

もっと楽に赤ちゃんのお世話がしたい
・食事の支度をもっと効率よくしたい
・毎朝の服選びをもっと早くできるようにしたい
掃除が楽なリビングにしたい

このような目的を持ち、部屋をどうする考え片づけていくのが目的型の片づけです。

積み上げ型に比べ回り道のような気がしますが、「こうしたい」と言う目的があるので、迷うことが少なく失敗が少なく効果が出やすい片づけ法かもしれません。

片づけの目的を決める時には3つのメリットを参考にするとよい

片づけの目的を立てるには、片づけのメリットを知っておくとよいでしょう。メリットはいろいろありますが、大きく分けて3つあります。

片づけのメリット①お金
・あるのに買ってしまった!がなくなる
・家のスペースを有効に使うことができる(スペースにも家賃や税金などのお金がかかっている)
・家に何がどのくらいあるかわかっているので、無駄買いがなくなる

片づけのメリット②時間
・キッチンの収納の動線が考えられていると、調理が効率よくできる
・クローゼット内がどこに何があるかわかりやすく収納されていると、朝の服選びにかかる時間が短くなる
・そんなに時間がかかることなく来客を迎えることができる。

片づけのメリット③心(安心)
・アレがない!コレがない!とイライラすることがなくなる
・家族が家事を手伝いやすくなる
・急な来客に慌てない
・家が好きになる
・災害時に困らない

この3つのメリットを片づける時の目的として設定すると、どうすればよいかがわかりやすくなります。


賞味期限切れや2度買いをなくすために冷蔵庫を片づける(メリット①お金)
朝食や弁当作りを効率よくするために、調理グッズの置き場を見直す(メリット②時間)
就寝時に地震が起きたら危ないから、まず寝室の高いところのモノを片づける(メリット③心)

キッチンの片づけでも、節約効果と時短効果を目的にするのでは、多少モノの置き場所などが変わってきます。同じ場所でも、目的が違えばやり方が変わるのです。

調理の効率を一番に考えている我が家のコンロ周り
調理の効率を一番に考えている我が家のコンロ周り

目的を一つに絞らなくてもよいですが、目的を持つのと持たないのでは、まったく成果が変わってきます。

私は以前、何か収納しきれないモノがあれば収納ケースを買ったりしてその都度起きるトラブルに対処してきたつもりですが、一向に「片づいた」と実感できたことはありませんでした。

積み上げ型の片づけは、コツコツと積み上げているようで、実はただアレコレやっているだけ、「点」でしか片づけていない場合が多いのです。

吹き出物が出きたらその都度薬を塗って治すことを繰り返すのではなく、一度食生活や生活習慣を見直すことを考える方が、長い目で見たら効果的なのと同じで

今、何に困っているのか、どうしたいのかを考え、目的を持って家を整える方が、手間や時間はかかりますが、確実に自分の望む暮らしに近づいていくのではないでしょうか。

もうすぐ1年の終わり。今年の生活を振り返り来年の目標を考える時期でしょう。ただ「片づけよう!」「キレイにしよう!」ではなく、より具体的に片づけの目的を考えると2023年の片づけはこれまでと違ったものになるのかもしれません。

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★藤原友子★
小中高の4人の子育て&いつもキレイじゃないけど
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小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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