JR北海道GW輸送実績を発表 特急列車の利用状況「コロナ5類」移行前とほぼ変わらず、函館方面で苦戦?
2024年5月7日、JR北海道は、ゴールデンウィーク期間中4月26日から5月6日まで11日間の主要4線区の特急列車ご利用状況のお知らせを発表した。
今回の発表では、コロナ前2018年度との実績比較の項目は削除されていたが、新型コロナウイルス感染症の位置づけが「5類感染症」に移行される前の前年2023年度ゴールデンウィークの実績との比較で、函館方面(東室蘭―苫小牧間)の「北斗・すずらん」が前年度対比の98%、旭川方面(札幌―岩見沢間)の「カムイ・ライラック・オホーツク・宗谷」が102%、釧路方面(南千歳―トマム間)の「おおぞら・とかち」が101%、北海道新幹線「はやぶさ・はやて」が101%と、函館方面が微減で、その他の方面が微増だった。
特に3月のダイヤ改正以降、窓口での往復割引切符の廃止と特急列車の全席指定席化を行った函館方面では、コロナ5類移行前のゴールデンウィーク期間中よりの輸送実績を落としており、SNS上を賑わせていた特急すずらん号の空気輸送や室蘭方面の高速バスの混雑状況を伝える投稿内容を裏付けた形となった。
コロナ禍前の2018年度との比較では、函館方面(東室蘭―苫小牧間)の「北斗・すずらん」が78%、旭川方面(札幌―岩見沢間)の「カムイ・ライラック・オホーツク・宗谷」が83%、釧路方面(南千歳―トマム間)の「おおぞら・とかち」が82%、北海道新幹線「はやぶさ・はやて」が79%で、こちらとの比較でも特に函館方面の苦戦が目立った。
(了)