【男の現金一括】#40 アルファロメオ ジュリア スプリントGTヴェローチェ 命尽きるまで乗り続ける
「ポルシェは完璧すぎた」 自分の腕が試されるジュリア
神奈川県在住の26歳会社員、ひろむさんの愛車は1967年式のアルファロメオ・ジュリア・スプリントGTヴェローチェ。
社会人になってすぐに初の愛車としてポルシェ981ケイマンを購入、1,2年乗ったのちに手放してこのクルマに乗り換えたとのこと。
「ポルシェが完璧すぎてつまらなくなってしまった」と語る彼は、アルファロメオの社名とエンブレムのかっこよさに憧れてこのクルマを選んだのだとか。
完成された工業製品で誰が乗っても速く走れるポルシェに対し、やんちゃでドライバーの腕が試されるジュリアの刺激に惚れ込んだと言います。
すべてが愛おしいクルマ 今後もオリジナルを維持
ジウジアーロが手がけたデザインの美しさもさることながら、当時としては珍しい5速MTや四輪ディスクブレーキなどの最新装備を盛り込んでいます。
ただしエアコンは装備されておらず、夏場に運転するとクルマよりも先に乗っている人がオーバーヒートしてしまうのだとか。
走り出してみると、公道でカートに乗っているかのようなダイレクト感や、パワーステアリング無しゆえのハンドルの重さが印象的です。
またキャブレター車ならではのガソリン臭や、オイルが焼ける匂いも魅力のひとつだと語ります。
運転を交代させていただくと、音と振動、それに目線の低さからくるスピード感が愛おしいクルマでした。
今後もオリジナルに近い状態で自分が乗り続けられる限り維持していきたいと語ります。