カネロが売り出す11戦全勝9KOのライト級
WBA/WBC/IBF/WBOスーパーミドル級タイトルマッチ、サウル・カネロ・アルバレスvs.ジョン・ライダー戦の3日前に催された興行で、メインイベンターに抜擢されたライト級のジョナサン・ロペスが3回KO勝ちを収め、自身の戦績を11戦全勝8KOとした。
写真を見ればお分かりのように、対戦相手のオズヴァルド・ヌニェスの体は絞れておらず、腹がタプタプしていた。ヌニェスは試合開始時で5勝4敗。ロペスが何ラウンドに仕留めるかだけがファンの関心を引いた。
ロペスのジャブは冴えていた。カネロ・アルバレス・プロモーションズとして手掛けた興行だが、ロペスの売り出しに成功したかもしれない。
カネロ・アルバレスが久しぶりに祖国のリングに上がると胸を焦がすメキシコのファンは、統一スーパーミドル級王者が力を入れて宣伝するロペスの名を覚えることになった。
第3ラウンド、ヌニェスは左目をカット。ロペスは相手が痛めた箇所を、低い位置からの左フックでクリーンヒットし、同1分11秒で仕留めた。メキシカンファンが好むKO劇だった。
さて、明日はカネロ本人のファイトだ。グアダラハラは更に熱く燃え上がりそうだ。