【佐賀市】3月末までの期間限定。佐賀出身の店主の夢とこだわりが詰まったカフェに行くなら今!
「期間限定で営業しているカフェがある」と聞き、気になって行ってみました。
佐賀駅北口を出て駅北口大通りをまっすぐ進み、佐賀信用金庫(神野支店)がある角の手前を右に進むと、黄色い壁が目印の建物があります。
その一角で営業しているのが「TJ’S COFFEE HOUSE」です。
もともとあったカフェスペースを利用し、昨年の11月5日からオープンしたそうです。
今年3月末までの期間限定で、ポップアップストアというかたちで営業しています。
駐車場は店の隣に数台分あります。
カウンター席とテーブル席があります。
様子を窺いながら入店すると、店主の方が優しくお声がけしてくださいました。
コーヒー、ラテ。
だけではなく、それぞれがまたさらに細かく分類されていて、聞いたことないメニューもたくさん。
淹れ方やミルクの割合の違いで、こんなに種類があるんですね。
ラテのテイクアウト希望と伝えると、持ち帰りができるのは1番上の「TJ’S Latte」のみということで、こちらを注文しました。
フードやスイーツも、美味しそう…。写真付きのメニューって惹かれます。
なんとスイーツは全て、店内で作られた自家製のもの。コーヒーに合いそうなものばかりです。
通常、3~4種類のコーヒー豆を用意しているそうで、1つ1つ、丁寧な説明書きが並んでいます。
カフェオープンに向けて果たした、地元・佐賀での挑戦
話のやり取りの中で、コーヒーに関するわかりやすい説明を加えてくださったり、こちらの突然の質問にも笑顔で答えてくださいました。
聞いたところ、最終的な目標は神奈川の「鎌倉エリアでカフェをオープンすること」だそう。
なぜ鎌倉?と尋ねると、「人や情報、あらゆるものが集まる場所で、且つ、将来的にコーヒー豆の自社買付と自社焙煎を実現したいと考えている私たちにとって、港に近いという点も魅力的だったので」とのこと。
昨年は、コーヒーの生産国であるグアテマラに行き、現場で生産過程などを学んだそうです。
そして今回、店主さんの地元である佐賀でポップアップストアを実現。
3月末の閉店後は1年間、オーストラリアに渡り、本格的に開店準備に取り掛かるそうです。
穏やかに、でも熱意を持って今後の展望をお話してくださいました。
目の前でラテアートを描く瞬間を見せていただきました。
「淹れたてが1番美味しいので、フタを閉める前にぜひ、一口」ということで、その場で一口。
第一声が「甘い!」でした。ミルクの優しさが際立っているのはもちろん、どっしりとコクが強すぎない、マイルドなコーヒーの風味がじんわりとミルクを包み込んでいて、ホッとする味です。
とにかくミルクの泡がきめ細やかで、口当たりがとても優しいのも印象的でした。
TJ’S ラテ(550円)。
美味しさに感動するとともに、お店が3月までということを寂しく感じます。
でも、数年後、佐賀発のお店が、遠い地でも人々に愛されている…と想像すると、何だか嬉しい気持ちにもなります。
お店に何度か通われた常連さんには、特別なカードをお渡しするそうで、そのカードを持って将来、鎌倉のカフェを訪ねると、サービスしてもらえるのだとか。
他のエリアで将来を見据えつつ、佐賀での繋がりもずっと大事にしていきたいという思いが伝わってきました。
コーヒーに関する知識なども発信されているので、インスタグラムもぜひ、チェックしてみてください。
営業終了まで、まだ2ヶ月。まだまだ間に合います!