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めんどうな日用品の詰め替え作業、でもそれって本当に私に必要なことなのだろうか

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

友達(40代前半)が「シャンプーや調味料を詰め替えるのがめんどう」と言っていました。

「じゃあ、詰め替えるのをやめたら?」と言ったらきょとんとした顔をされました。

どうやらとりあえず白い容器に詰め替えなくちゃ!と思っていたようです。

そして、家には同じような白い容器が並んでいて、どのボトルにどの洗剤が入っているか、ご自身も家族もわからなくなることがあったそうです。

なぜ自分は白い容器に詰め替えたいのか

なぜ白い容器に入れ替えたいのか、その理由が特になくとりあえず詰め替えるではストレスを感じるだけです。

私の友達をはじめ、色々な人と話していると、「とりあえず」あまり深く考えず仕方なくいろいろなことをやり続けている人が結構いることに気づきます。

「とりあえず」という言葉の意味は、

他のことはさしおいて、すぐ、まず第一に

などですが、しっかり考えることを先送りしていることです。

なぜ自分は詰め替えたいのか?
本当に詰め替えなくてはいけないのか?

もっと楽な方法はないのか?
詰め替えを継続する場合、どうしたら中身がわからなくならないか

を今一度考えるのがよいのかもしれません。

大切なのはストレスにならないバランスの取れたやり方

シャンプーや洗剤などの日用品や調味料は、詰め替えの方が値段的にお得になることも多いのですが、

詰め替えるのがめんどうくさいと感じているなら、がまんして詰め替えるか、詰め替えなくて済む方法を考えるとよいです。(いろいろなグッズはありますが、その紹介は今日は割愛)

そして、家じゅうの生活用品を全部詰め替える必要はなく、キッチンや洗面所などお客様に見られる可能性のある場所は容器に詰め替え、

浴室など家族しか入らない場所は、詰め替えないなど、自分が納得できるバランスの取れたやり方を考えるとよいでしょう。

白は最高にスッキリ見せてくれる色だけど

「白」は部屋をスッキリ見せてくれます。

家の中がごちゃごちゃして見える原因は、モノが多いことで、色々なモノの色が一度にたくさん視界に入ることで、ごちゃごちゃして見えます。

そのため、モノの色を隠すために白い入れ物を活用するのは、一番簡単で分かりやすいスッキリ見せる方法かもしれませんが、自分にとって正解とは言い切れません。

自分にはどの方法が向いているのか、何が一番無理なく行うことができるのかを考えると、自分にとっての最善策が見つかり、これまでのストレスから解放されるかもしれません。

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藤原友子(ふじわらゆうこ)

1975年生まれ 大分県在住 結婚後片づけを始める。2012年整理収納アドバイザー1級。CTB生放送102回9年間出演。セミナー回数100回、受講生2000人以上で片づけの概念が変わると高い評価を受けている。

長男との片づけバトルを通し、まず好きなモノを「選ぶ」ことが片づけには大事だと実感。

現在は片づけに興味があるなし関係なく、自分の人生をよりよくしたい人向けに、モノを選び残す楽しさと選ぶことにより暮らしが充実することを発信し、人それぞれが「自分の選ぶ」を楽しむ時代を作るため活動の幅を広げている。

二男二女の母、決してマメではないため「いつもキレイではないが、すぐに片づく家」をいつも意識している。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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