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地元に愛され続ける福岡の日常食としての博多ラーメン〈優しさ溢れる豚骨ラーメンと心温まる接客の虜に〉

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

2007年から約14年という長きに渡り、創業の地である福岡県福岡市南区の(ラーメン激戦区として名高い)「大橋」で営業し、その人気を不動のものにした〈らぁめん39番地〉は、当時も多くの常連客が存在した名店。それが2021年に福岡市博多区の「下呉服町」の住宅地の中へ、移転することになる。

実は〈らぁめん39番地〉の店名の由来は、店主のご出身地でもあり、現在お店のある住所(下呉服町)の旧町名と番地が「下濱口39番地」だったことからだとか。そのため、店頭にある大きなサイン看板の39番地のロゴマークにも「下濱口」の文字がしっかりと入っている。

店名の「らぁめん」と「39番地」の間に「下濱口」の文字が確認できる。
店名の「らぁめん」と「39番地」の間に「下濱口」の文字が確認できる。

場所が変わっても安定の地元民御用達

あっさりとした味わいながら、少し甘みも感じられる豚骨メインのスープは鶏ガラの存在もあり、旨みが溢れ出してくるような至福の一杯。福岡市南区大橋で長年繁盛店として営業されていた時代から、明るく気持ちのよい接客で有名なお店で、当時も今もそれぞれの地元の方々に愛され続けてきた地元民御用達のお店である。現在ここ「下呉服町」へ移転してまもなく3周年になるが、その人気は衰えるどころか、さらに人気に拍車が掛かっているようだ。

いつ来てもホッとくつろげる店内空間

真新しさが保たれた清潔感のある店内は、お一人様でもグループでも安心してくつろげる空間になっていて、手前右手から奥にかけての壁側と左手奥にカウンター席を配置。手前左手には4人がゆっくりと座れる小上がり席が設けられている。

お昼のピークを過ぎてもにぎわう店内

今回、久しぶりの訪問時も、店内に入るといつもと変わらない明るい声掛けとともに笑顔あふれる接客で、ほっこり癒される。ただ、この日はお昼のピークを過ぎた遅めな時間ながら、カウンター席が満席だった。そのため小上がりのテーブルにはじめて座らせていただいた。

平日のお昼限定の「らぁめんセット」

メニュー表の中からの選択は、平日のお昼(11:30〜15:00)限定の「らぁめんセット(らぁめん・小ごはん・ギョーザ5個)」に「煮玉子」をトッピングし麺の硬さは「カタ」で注文した。

待つことしばし。まずは先着で「ギョーザと小ごはん」。その後、待たずに「煮玉らぁめん」も配膳される。「ギョーザ」は、博多一口餃子のような小ぶりなタイプで飴の味もしっかりとした美味しさが溢れる一品。

また「小ごはん」は卓上にある無料の「辛子高菜」とともにいただきつつ、口当たりはあっさりながらも食べ進めると旨みが押し寄せてくる「らぁめん」のスープともぴったりハマり、まさに「ラーメンライス」の典型のようにいただける。

豚骨とともに鶏も加わる癒し系スープ

豚骨をベースとしながらも鶏ガラも加わったあっさりとした仕上がりのスープは、ほんのり甘みを帯びた旨みたっぷりな逸品でくさみは一切ない。

合わせる麺も相性抜群で、歯切れのいい極細のストレート麺。薄くスライスされたトロトロのチャーシューも口の中に入れただけで溶けてなくなるような感じで毎回楽しみの一つになっている。

〈らぁめん39番地〉の「らぁめん」は、何度食べても飽きのこない「日常食」としての一杯なので地元の方々を中心に通い続ける常連さんも多く存在している。

福岡市営地下鉄の「天神駅」や「博多駅」からも「中洲川端駅」を経由することで接続できる地下鉄箱崎線の「呉服町駅」から5分ほどの立地にある。お立ち寄りの機会があれば、優しさが溢れる癒しの一杯を、ぜひご堪能ください。

らぁめん39番地

住所  :福岡県福岡市博多区下呉服町6-7-1[地図
営業時間:11時30分~21時00分(スープ、麺が無くなり次第終了)
定休日 :水曜日
駐車場 :専用駐車場店頭に1台あり、近隣有料駐車場あり

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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