お日保ちは当日中。完売必須の「切羊かん」で味わう、日本橋の技と歴史と甘い時間。
東京駅八重洲口や日本橋駅など、商業ビルやオフィスビルが建ち並び、最近では八重洲ミッドダウンやYANMAR TOKYOといった新しい施設の建設でも話題となった都心の中心地にお店を構える「日本橋長門」さん。
その歴史は長く、8代目徳川家将軍・徳川吉宗公の代より続き、享保年間から300年程の時を経て今に至るとのこと。関東大震災や第二次世界大戦を乗り越えながらも、その時代に則った美味しい和菓子を作り続けているお店です。
また、近隣オフィスの手土産に購入なさる方もいらっしゃれば、遠方から楽しみにしていらっしゃる方までその信頼の厚さも確か。
今回はそんな長門さんの中でもトップクラスの人気商品、「切羊かん」をご紹介。
材料は小豆、お砂糖、小麦粉のみの蒸し羊羹。ですが、この繊細かつ優しい口溶けとさらりとした味わいは、長門さんの切羊かんならでは。
吸いつくような質感のもっちりとした羊かんを口の中で転がすたびに、じんわりじんわりと溶けていき小豆の味わいと共に広がっていくふくよかな竹皮の芳香。実直な職人さんの絶妙なさじ加減と卓越した技があるからこそ活きる、シンプルな和菓子です。
拍子木のように切ってくださっているのも嬉しい配慮。故に食べる手がとまりません。
蒸し羊羹といいますと、ある程度お日保ちのする和菓子のイメージがあるかと思いますが、長門さんの切羊かんのお日保ちは当日中。ですが、なぜ当日中なのかは一度召し上がっていただくとおわかりいただけるはず。
こういった季節を問わず美味しくいただける定番商品は、器や飲み物で四季のアクセントを添えてもいいですね。
早ければお昼過ぎや夕方には完売してしまう商品ですので、確実に購入なさりたい方は事前予約か当日お店へお電話にてご確認いただくことをおすすめいたします。
<江戸風御菓子司 日本橋 長門>
中央区日本橋3-1-3
03-3271-8662
平日・土曜 10時~18時
日・祝 定休日
JR「東京」駅八重洲北口より徒歩2分
東京メトロ・都営浅草線「日本橋」駅B3口より徒歩1分