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連休の谷間は雨が降ったりやんだり…沖縄は梅雨入り間近?気象予報士解説

植松愛実気象予報士・防災士・野菜ソムリエ
4月30日9時の予想天気図(気象庁HPより)。本州付近を複数の低気圧が進む。

大型連休前半の三連休が終わり、連休の谷間となる4月30日~5月1日は各地で断続的に雨となりそうです。

そして沖縄では5月1日以降、前線の雨雲がかかりやすく雨や曇りが続いて、梅雨入りも目前と言えそうです。

関東は通勤・通学時間帯に雨、東~北日本で曇雨天に

30日(左)朝と(右)夕方の天気分布予報(気象庁HPを元に作成)。
30日(左)朝と(右)夕方の天気分布予報(気象庁HPを元に作成)。

30日は本州付近を複数の低気圧が進み、東日本~北日本の広い範囲で断続的に雨が降りそうです。
特に静岡~関東南部は、朝の通勤・通学時間帯と雨のピークが重なり、雨脚が強まるところがありそうです。連休明けの足元や車の運転にお気をつけください。

明日5月1日は西~東日本で雨のところが多いでしょう。

沖縄は梅雨入りまで秒読み!?

5月1日~6日の気圧配置と、ドットで示された降水域の予想(気象庁が専門家向けに発信する情報を元に作成)。
5月1日~6日の気圧配置と、ドットで示された降水域の予想(気象庁が専門家向けに発信する情報を元に作成)。

5月1日以降、沖縄付近には前線がかかりやすくなり、曇りや雨の日が続く見通しです。

実は少し前まで、連休終盤~連休明けは沖縄で晴れ間が出る見込みだったため、梅雨入りは平年並みの5月10日頃になりそうだという見立てが気象予報士の間であったのですが、最新の週間予報では5日・6日も曇りや雨の予報になり、一気に梅雨入りの材料がそろった形です(気象庁予報、29日23時時点)。

沖縄で梅雨入りすると梅雨前線は沖縄周辺に停滞しがちになり、ときどき本州付近にも北上して雨を降らせ「梅雨の走り」になることがあります。

そろそろ雨の季節へ向けて、おうちのカビ対策や雨具の手入れなど準備が必要です。

気象予報士・防災士・野菜ソムリエ

気象予報士・防災士として講演・執筆を行う傍ら、野菜ソムリエ・食育インストラクター・薬膳マイスターとして出張料理人(一般家庭での作り置き代行)としても活動。NHK・民放各局で気象キャスターを歴任し、報道の現場や防災、気候変動・地球温暖化に関する最新情報にも詳しい。著書に『天気予報活用ハンドブック~四季から読み解く気象災害』(竹下愛実名義・共著)がある。

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