寒気流入で突然の雷雨に注意…日本海側は警報級の強風・高波も:気象予報士解説
6日は上空に寒気を伴った低気圧が発達しながら日本海を進み、日本海側の地域で雷雨や突風が発生するおそれがあります。
また、この低気圧に向かって南から暖かい空気が強く流れ込み、北陸では30度に迫る暑さになるところもありそうです。
雨の場所と降り方がバトンタッチ
関東甲信では前線の影響で15日の夜から雨が降っていましたが、16日の朝には次第にやんで、かわって山陰や北陸など日本海側で雨が降り出す予想です。
雨の範囲は次第に関東甲信の内陸など東へと移っていき、夕方から夜にかけては東北・北海道でも降り出すでしょう。
大気の状態が不安定になるため、15日のようなしとしと降る雨ではなく、落雷や突風を伴うような降り方になるところがありそうです。
なお、東北・北海道の雨は17日にかけて続く見通しです。
上空に寒気が流入
16日に日本海を進む低気圧の上空には、マイナス21度以下の中心を持つ寒気が伴っています。
この寒気は低気圧とともに東へ進み、この寒気の前面にあたる地域で特に天気が荒れるおそれがあります。
この影響で16日は富山、新潟、山形、秋田には暴風警報、そして石川・新潟では波浪警報が出る可能性があると気象庁が発表しています。
暑さにも注意
日本海の低気圧に向かって強い南風が吹き込むことと、北陸や甲信~東北内陸では雨が降り出す前に多少日差しがあることから、気温がぐんと上がるところが出てきそうです。
新潟県内では新潟と長岡で28度、高田で27度の予想が出ているほか、長野28度、会津若松(福島)27度と、暑さへの対策も必要。ただ雨が降ったあとは急激に気温が下がりますので、調節できる服装ででかけましょう。