【京都市北区】再び寒波襲来! 鷹峯から船岡山へ自転車散歩 吉野太夫寄進の朱塗りの門と雪桜が映える!
ほんとに良く雪が降りますね。2022年2月21日の京都市の北部も再び雪化粧に覆われました。どんな状況になっているのか気になったので、自転車で各地を訪ねてみました! 西大路通りを上がって行って、まずは金閣寺の黒門へ。黒門には北山殿鹿苑寺と書かれてあります。金閣寺の正式名称は、鹿苑寺「ろくおんじ」ですね。
金閣寺は室町幕府三代将軍足利義満の北山殿という北山文化の中心となった別荘を、義満の没後に寺院としたものです。義満の諡号(しごう・戒名)が鹿苑院といったことに由来します。左大文字も雪化粧していました。
そのまま上がって行くとしょうざんリゾート京都につきあたります。この洛北に日本の「庭園美」そして「建築美」を集めた「しょうざん」の建設は、昭和26年にさかのぼります。
西陣に生まれ、戦後いちはやくウールお召しを開発して世に広めた創設者・松山政雄が京の山々を借景に、戦後消失の運命にあった美しい日本の建造物を移築し、手をほどこした3万5千坪の庭園です。
しょうざんから千本通りの突き当りともなる鷹峯へ。秀吉時代の京の西の防波堤、史跡御土居も雪に埋もれていました。
常照寺の吉野門前の吉野桜も雪桜となっていました。朱塗りの吉野門とのコントラストが美しく、よく映えます。常照寺は開祖日乾上人に帰依した島原の吉野太夫ゆかりの寺として知られ、太夫の墓もあります。太夫が寄進したのがこの「吉野の赤門」になります。
そのまま北大路通りへ抜けて、船岡山へ。展望台から雪の京都市内が一望できました。標高わずか112メートルの小さな山ですが、一説には、平安京の玄武にあたるとも言われており、京の基軸となる山です。
午後からは穏やかな日差しも差し込んできました。春の訪れはすぐそこのようです!