人気ゲーム実況者の渋谷ハルがLDHとの楽曲を発表
22日、Youtubeで74万人の登録者を持つゲーム実況者の渋谷ハルと、三代目 J SOUL BROTHERSやEXILEで知られるLDHのクリエイティブユニットPKCZとの楽曲「yoAke」がリリースされた。
ゲーム実況者と音楽の関係性
この楽曲はeスポーツアスリートをフィーチャーしたドキュメンタリーチャンネル『yoAke –The dawn−』のテーマソングでもあるが、なぜゲーム実況者がLDHとのコラボをするのか不思議に思う方もいるだろう。
渋谷ハルはバーチャルYoutuber、いわゆるVtuberだ。普段はAPEX LEGENDをはじめ、ゲーム実況者としての生配信や動画投稿が主な活動になるが、いわゆる”歌ってみた”動画で歌唱も披露している。Vtuberは地声の良さも相まって、歌唱動画を投稿している人も多い。そんな中、昨年あたりからVtuberによる楽曲のリリースがひとつのトレンドになっている。
Vtuberの快進撃
CDの売上枚数が大きく減り、音楽業界のビジネスモデルが大きく変わる中、Vtuberたちが大きな存在感を見せ始めている。
にじさんじ所属のVtuber、葛葉の1stミニアルバム『Sweet Bite』はBillboard JAPANダウンロード・アルバム・チャートにて首位を記録した。2位のAdo、3位の宇多田ヒカルを抑えての首位に加え、総合のアルバムチャートでも2位につけた。
また、同じくにじさんじ所属の男性ユニットROF-MAO(ロフマオ)のミニアルバム『Crack Up!!!!』も「オリコン週間合算アルバムランキング」で1位を獲得しており、その勢いはとどまることを知らない。そこに各レコード会社が目を付けたわけだ。
米津玄師やYOASOBIのAyaseをはじめ、初音ミクなどのボーカロイドを駆使して楽曲制作をしていたいわゆるボカロPが音楽シーンを牽引して久しいが、Vtuberがチャート上位の独占や紅白歌合戦に出場する未来も遠くなさそうだ。
■渋谷ハル(しぶやはる)
2020年からストリーマーとして活動を始めると、APEXを中心にファンが急増。1年でYoutubeチャンネル登録者50万人を集める。また、ゲーム実況だけでなく、日本最大級のeスポーツ大会主催やパルコとのグッズ展開やVtuber事務所の運営なども手がける。2021年にはAPEX実況者のYoutube部門で視聴時間世界一にもなっており、今やゲーム業界にはなくてはならない存在になっている。
………………………………………………………………………………………………
■PKCZ(ピーケーシーズ)
LDH JAPAN所属のクリエイティブユニット。2014年EXILE HIRO、EXILE MAKIDAI、VERBAL(m-flo)、DJ DARUMAが中心となり音楽、ファッション、アート、カルチャー等、様々なジャンルで「本物の感動や理屈抜きにカッコ良いと思える感覚」をMIXし、新しい価値を創造するクリエイティブユニットとして活動を開始。2020年、オリジナルメンバーのEXILE MAKIDAI・VERBAL(m-flo)・DJ DARUMAに加え、EXILE/GENERATIONSのパフォーマーとしての活躍だけではなく、DJ/トラックメイカーとしても注目の白濱亜嵐が電撃加入。