日本代表も出場 賞金総額2億9000万円フォートナイト世界大会
アメリカテキサス州で現地時間の9日(日)フォートナイトの世界大会『FNCS 2024 Global Championship』が閉幕した。優勝は地元アメリカのPeterbotとメキシコPolloのデュオが勝ち取り優勝賞金40万ドル、日本円にして約5700万円を勝ち取った。世界各地で予選を勝ち上がった50チーム100名が賞金総額2億9000万円を争い、日本からは5チーム10名が代表として出場。日本勢最高位は24位のKoyota選手とxMipoli選手のペアとなった。
終始苦しんだ日本勢
大会初日の第1試合こそ、日本代表のRise選手とYuma選手のコンビが好スタートを切ったものの以降は常に苦しむ展開となった。日本語の公式放送で解説を務めるPolsさんも「海外勢のフィジカルの強さに苦しめられている、自分たちの戦い方をさせてくれない」と振り返った。
悲願の世界一への鍵を握るのは
一方で、前述のRise選手とYuma選手のデュオが海外勢とのファイトを制するなど今までの日本勢には見られなかった動きも見えた。日本勢として最高順位で終えたxMipoli選手に話を聞くと「2日目は海外勢にスタートする位置を被せられるなど苦しかった。今後は世界のライバルのイレギュラーな動きに対応できるよう腕を磨きたい」とすでにその視線を次の世界大会へと向けていた。
2日目の今日、初日を10位で終えたxMipoli選手は誰よりも早く会場の練習場に入り、誰もいない中黙々と練習を繰り返していた。「ホテルではPCに触れないので昨日の映像を見て戦術を考えていた。早く来て手を温めたかった」と昨日の反省を早くも今日に活かそうとしてのことだった。
日々成長し、世界を経験した若き侍たちの目標は世界大会”出場”から世界一へと明確に変わっていた。彼らの成長こそ世界一への鍵だと感じた。