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【速報】日本代表FENNELが世界一 ポケモンUNITE世界大会

平岩康佑eスポーツアナウンサー
Pokémon UNITE世界一に輝いたFENNEL (提供: FENNEL)

日本時間の18日、米ハワイ・ホノルルで開催されているポケモンの世界大会「ポケモンワールドチャンピオンシップス2024」は大会2日目をむかえ、Pokémon UNITE部門で日本代表のFENNELが日本勢として初となる世界大会優勝を果たした。

誰よりも強かった世界一への思い

数あるチームの中でも、FENNELの選手たちは世界大会に特別な思いを持っていた。去年の世界大会でpyi選手、TON選手、yumenyan選手の3名が敗者復活の決勝で敗れ3位、Lucapo選手は敗者復活準決勝で敗れ4位に終わった。ともに日本勢の目標だった世界大会の決勝戦に進むことは出来なかった。


そんな悔しい思いを持つ者同士がリベンジを誓い、手を組んだのが今のFENNELだ。上記の4選手に加え、今年に入りMashio選手が合流。日本予選となる”ポケモンジャパンチャンピオンシップ”では負けなしの完全優勝を果たした。名実ともに日本最強チームとして乗り込んだハワイでの今大会もマッチを1本落としたのみで、完全優勝に近い完勝だった。

念願の優勝トロフィーを手にするメンバー(提供: FENNEL)
念願の優勝トロフィーを手にするメンバー(提供: FENNEL)

日本初の快挙にリーダーのpyi選手は「さすがに優勝した瞬間は頭が真っ白で実感が湧きませんでした。少し時間が経って、去年の借りを返せたと考えるととても嬉しいです。日本で朝早くから応援していただいた方々のおかけで勝てたと思うので、本当に感謝しています。ありがとうございました!」と話した。

FENNELの快進撃は止まらない

並み居る世界の強豪チームを圧倒し、ついに悲願の世界一となったFENNEL。

早くもpyi選手の目は来年の世界大会を見据えていた。

「これからは追われる立場だと思うので、来年の世界大会に向けて気を抜かずに練習し、次は無敗で優勝したいと思います。」

去年の悔しさをバネに世界大会を駆け上がったFENNEL。さらなる高みを目指し、彼らのチャンピオンロードは、また世界大会から始まっていく。

Pokémon UNITEとは

『Pokémon UNITE』(ポケモンユナイト)は、 株式会社ポケモンとTiMi Studiosが共同開発する、スマートフォンおよびNintendo Switch用のチーム戦略バトルゲーム。5対5の対人戦で、高いチームワークと戦略性が求められる一方、ポケモンという間口の広さと、随所に散りばめられた逆転要素で人気を博している。

eスポーツアナウンサー

1987年東京生まれ、朝日放送にアナウンサーとして入社しプロ野球や女子プロゴルフなどの実況を担当。2017年には高校野球の実況が評価され、ANNアナウンサー賞 優秀賞を受賞。2018年に退社し、株式会社ODYSSEYを設立。アナウンサーのマネジメント事業やコンサルティング業を展開し、自らも日本最大級のeスポーツイベントRAGEやCRカップなどで実況を担当。テレビ朝日「ReALe」レギュラー、著書に「人生の公式ルートにとらわれない生き方」

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