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【四條畷市】キンメダイの刺身や焼きホタテが「103円」で?──市の商品券を使ってみた

具志堅浩二フリーライター(四條畷市・交野市)

 四條畷市では今年度も、市内の店舗で使える商品券「なわてみんなで頑張ろう商品券」が市民向けに配布されました。せっかくなので、今回はこの商品券を使って市内の商店で魚介類を購入し、調理してみました。

なわてみんなで頑張ろう商品券の実物
なわてみんなで頑張ろう商品券の実物

 この商品券は、市民生活と市内経済の下支えなどを目的に市が発行するものです。配布の対象者は、2023年7月31日時点で市の住民基本台帳に登録されている人など。商品券の1人あたりの金額は5000円(500円券×10枚)、有効期間は同年11月1日から2024年1月31日までです。

栄通り商店街。JR四条畷駅付近には楠公通り商店街を含めて鮮魚店が複数あります
栄通り商店街。JR四条畷駅付近には楠公通り商店街を含めて鮮魚店が複数あります

 11月中旬の土曜日、筆者はこの商品券を持ってJR四条畷駅近くにある栄通り商店街へ行きました。鮮魚店に入ると、目についた高知県産のキンメダイと北海道産の殻付きホタテガイ、じゃこ天を買い物かごへ。合計金額は税込み2103円だったので、商品券2000円分(4枚)に小銭103円を加えて支払いました。商品券を使うと、これらの品が103円で買えたように錯覚します。

購入した3点。奥の右側はじゃこ天
購入した3点。奥の右側はじゃこ天

 帰宅後の夕方、キンメダイは三枚におろして、身は刺し身、頭の部分は煮付け、背骨はあら汁に。ホタテガイはしょう油と日本酒をたらしてコンロのグリルで焼きました。

一通りさばき終えた後。3枚おろしはあまり上手くできませんでした
一通りさばき終えた後。3枚おろしはあまり上手くできませんでした

完成した刺身。写真左は皮を引いたもの、右は皮をコンロで炙ったもの
完成した刺身。写真左は皮を引いたもの、右は皮をコンロで炙ったもの

キンメダイの頭とかまの煮付け
キンメダイの頭とかまの煮付け

 キンメダイの刺し身は柔らかくてうま味があり、日本酒とよく合います。煮付けは煮汁がよくしみていて、口に入れると身がほぐれます。つくづく、キンメは美味な魚だなあと思い知りました。焼きホタテガイも食べ甲斐のある大きさで、甘みがありました。

キンメダイのあら汁。ちょっと背骨に肉が残り過ぎですねー
キンメダイのあら汁。ちょっと背骨に肉が残り過ぎですねー

ホタテガイはいいあんばいに焼けました
ホタテガイはいいあんばいに焼けました

 後日、酒のつまみに食べたじゃこ天も非常に美味でした。商品券はまだ残っていますので、引き続き市内でおいしい食材を買って、家族で味わいたいですね。

商品券のチラシ
商品券のチラシ

フリーライター(四條畷市・交野市)

1968年大阪府生まれ。バス・タクシー業界紙、電機業界誌の記者などを経て、2015年に独立。現在は、ヤフーニュースオリジナルTHE PAGEや週刊エコノミストなどで、環境問題、食料安全保障、公共交通から街ネタを含めて幅広いジャンルの記事を取材・執筆中。Yahoo!ニュース エキスパートでは、「地域とそこに住む人が好きになる」記事を追い求めて頑張ります!

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