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片づけは「捨てる」からはじめなくても大丈夫!捨てるのが苦手な人でもできるおススメの方法とは

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

散らかった部屋を片づけるにはまずは捨てないといけない。と思う方も多いですが、確かにその通りでモノがあふれ返っている家はまずは捨てること、それが絶対に必要です。

でもいきなり「捨てよう!」と思ってもうまくいかない場合もあります。

だから私はイメージ的には「必要なモノを選んで残す」こちらが大事だと思っています。

家族に勝手に捨てられて、悲しい気持ちに…


以前、学生時代のスポーツの大切なチームシャツを妻に勝手に捨てられてケンカになった夫婦がいました。

確かに見た目は使用感がありました。他にも新しく同じようなシャツが何枚もあるので、新しいシャツの方が良いだろうと妻が気を利かせて捨てたのですが、夫は勝手に捨てられたと思ったのです。

このようにモノの持ち主とそれ以外の人とでは全く捉え方が変わることがあります。

モノの持ち主は、勝手に家族に捨てられたり古いモノを「いらないでしょ?捨てたら?」と言われたとき、自分がそのモノを大切にしている気持ちを踏みにじられたような気持になります。

モノには大なり小なりの人の気持ちがくっついていて、それは持ち主本人しかわからないのです。

捨てるのが苦手な人は、逆の発想で進もう!

そこで、捨てるのは苦手に思ったり不安に感じる気持ちはそのままでもよいので、逆転の発想で絶対に捨てたくないモノ、つまり大切なモノは何かを考えてみてはいかがでしょうか。

そして、それらを選んで残すのです。

例えば、服が詰まったクローゼット。

服を捨てればクローゼット内に余裕ができ、使いやすくなるのはわかっています。

だけど、まだ着ることができるし、いつか着るかもしれないと思うとなかなか捨てることができません。実際にこれまで服を捨てて後悔したことがある人も多いでしょう。

そんな時は、絶対に捨てたくない服、これからも着たい大切な服だけを選んで残しましょう。

この方法であれば捨てるモノ選びをしないで良いので、もったいないとか、まだ使える…などと考えなくてよいのでハードルが低くなります。

モノの厳選は自分に合うやり方で

生活をしていると自然とモノは増えていくので、モノを減らすことが大事です。しかしモノの厳選は絶対にこうしなくちゃいけないというやり方は存在せず、その人に合ったやり方が一番です。

●捨てるモノを選ぶ
●絶対に捨てたくないモノを選ぶ

あなたはどちらが行動しやすいでしょうか。

自分は捨てるのが苦手、捨てて後悔するのが怖いという人は、絶対に捨てたくない!という気持ちを大切にしてみるのもいいかもしれません。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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