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「ゴキブリが苦手な人は今日から変えて!」やりがちな野菜の保存方法に八百屋から警告!そのワケとは

青髪のテツ野菜のプロ

こんにちは、八百屋歴10年の青髪のテツです。

6月も後半になり、本格的に本格的に暑い日が続いていますね。

こう気温や湿度が高くなってくると、野菜の保存方法や保存場所も変更していかないと、すぐに傷んでしまいますよね。

例えば、この季節のバナナは常温で保存していると2〜3日もすれば皮が黒くなり始めて傷んでしまいますが、1本ずつラップに包んで野菜室で保存すれば、皮は黒くなるものの、中身は1ヶ月近く美味しい状態をキープできます。

ただ、ゴキブリなどの虫が苦手な方も野菜の保存場所に気をつけないと後悔することになるかもしれません。

そこで今回は「ゴキブリが苦手な人は野菜の保存場所を変えて」というテーマでお話していきます。

ゴキブリや虫が苦手な人は野菜の保存場所を変えて

※この記事は最後までゴキブリの画像は出てきません。安心して読み進めてください。

ゴキブリは食料がある家を見分けることができます。その理由は非常に嗅覚が優れており、特に大好きな玉ねぎやじゃがいもがある家に誘引されます。

実際にお店でも、じゃがいものダンボールの中からゴキブリが現れたり、玉ねぎの売り場から出てきくることがありました。

他の野菜もコバエが湧く原因になりますし、ゴキブリの餌にもなります。もちろん本来は常温で保存した方が良い芋類やナスなどの野菜もありますが、虫が苦手な方はこれらも含めて、これからの季節は野菜の常温保存はやめて冷蔵庫で保存をおすすめします。

常温保存するべき野菜の冷蔵保存方法

玉ねぎ、なす、芋類など寒さが苦手な野菜の冷蔵保存方法を紹介します。

本来常温保存するべき野菜は、直接冷気に当ててしまうと、低温障害で傷んでしまいます。低温障害を起こしにくくするために、ペーパーで包んだり保存袋に入れて保存することをおすすめします。

これをすることで合わせて乾燥対策をすることもできます。

また、寒さが苦手な野菜は、冷蔵室ではなく野菜室で保存しましょう。

基本的にみなさん野菜は野菜室に入れると思いますが、野菜室がいっぱいのとき冷蔵室に入れるという方もいます。実はものによっては冷蔵室の方が長持ちする野菜もあります。例えば大根やほうれん草、小松菜やにんじんなどがそうです。

冷蔵室は野菜室よりも寒く、常温で保存するべき野菜は野菜室で保存した方が温度帯があっているので、野菜室で保存がベストと言えます。

夏の野菜の保存方法まとめ

今回は「ゴキブリが苦手な人は野菜の保存場所を変えて」というテーマでお話しました。

ぜひ今回の記事を参考にして、夏の虫対策をしていただけたらと思います。

他にも「夏のバナナを1ヶ月長持ちさせる保存方法」や「八百屋直伝!新鮮でおいしいシャインマスカットの選び方」という記事も書いているので、気になる方は読んでみてくださいね。

野菜のプロ

現役の八百屋。歴は10年です。ブログ「やさいのトリセツ」運営者。書籍「野菜売り場の歩き方」と「おいしい野菜まるみえ図鑑」「マンガでわかるやさいのトリセツ」好評販売中。Twitterフォロワー75万人を超えました。

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