「アボカドはヘタなしを選ばないで!」八百屋からの警告!そのワケとは
こんにちは、八百屋歴10年の青髪のテツです。
野菜・果物を選ぶときに、もっとも選び方が難しいものといえば何を思い浮かべますか?スーパーの青果コーナーには200種類を超える商品が出ていますが、「食べごろで鮮度の良いアボカドを見分けるのが一番難しい」という方が多いように思います。
アボカドってそのまま食べてもおいしいですし、サーモン丼に加えたり、加熱したりしても絶品ですよね。そんなアボカドですが、確かに鮮度チェックをする際も難しく、怪しそうなアボカドをバックヤードに撤去して切ってみると中身が黒くなっているなんてこともよくあります。
そこで、これまで数万個のアボカドの鮮度チェックをしてきた私が「食べごろで鮮度の良いアボカドの選び方」を紹介していきます。
食べごろで鮮度の良いアボカドの選び方
それではアボカド選びのポイントを3つ紹介していきます。
・ヘタが少し浮いている
・お尻に弾力がある
・小豆色のもの
それぞれ簡単に説明していきます。
アボカドの選び方1ヘタが少し浮いている
アボカドを選ぶときは、まずヘタの状態を確認しましょう。
理由は、ヘタが取れているアボカドは熟しすぎているか、雑に触られることで物理的に取れてしまっている可能性が高いからです。
ヘタが取れたところから空気が入り、果肉が酸化して黒く変色しますし、雑に触られたアボカドは打身がでて傷んでいることがよくあります。
またヘタを見ることで熟度もある程度わかります。「ヘタが少し浮いているアボカド」は適度に熟していて食べごろの可能性が高いのでおすすめです。
ただ、売り場のアボカドのヘタが全て外れている場合は、出荷前にヘタをとる加工がされている場合があります。なので、ヘタつきのアボカドとヘタが取れたアボカドの両方が並んでいる場合は、ヘタがついているものを選ぶと良いですよ。
アボカドの選び方2お尻に弾力がある
食べごろでおいしいアボカドを選びたいなら、ヘタの反対側であるお尻に弾力があるものを選びましょう。
たまに傷んではいないけど、ゴムのような食感で青臭いアボカドがありますよね。あれは熟度が足りておらず未熟なので、あのような食味なんです。しっかりお尻の弾力をチェックして、適度な熟度のアボカドを選びましょう。
指先で触ってしまうと傷む原因になるので、手のひらで持ってチェックしてみてくださいね。
アボカドの選び方3小豆色のものを選ぶ
アボカドは色でも熟度の判断ができます。
・緑色→未熟
・小豆色→食べごろ
・黒色→食べ頃もしくは過熟
・真っ黒→過熟もしくは腐っている
真っ黒でシワがあるアボカドは腐っている可能性が非常に高いので、避けた方が良いです。おすすめは小豆色のものです。ただ、加工の方法によって例外もあり「売り場のアボカドは色にかかわらず、全て熟しています」という表記がされている場合もあります。
そのような表示がない場合は、お尻の弾力と合わせて色もチェックしておきましょう。
食べごろで鮮度の良いアボカドの選び方まとめ
今回は「食べごろで鮮度の良いアボカドの選び方」を紹介ました。
今回紹介したポイントを押さえておけば、9割ははずさなくなります。
これまでアボカド選びに苦戦していた方は、ぜひ一度試してみてくださいね。
他にも「アボカドが長持ちする保存方法」や「やみつき!アボカドのごま塩昆布和えのレシピ」という記事も書いているので、気になる方は読んでみてください。