「スーパーで買った枝豆は砂糖水で茹でてください!」八百屋が常識を覆す!そのワケとは
こんにちは、八百屋歴10年の青髪のテツです。
夏といえばビール!という方も多いのではないでしょうか。ビールに合う野菜おつまみの代表といえば枝豆ですよね。枝豆はおつまみだけでなく、副菜や料理の材料、お子様のおやつにも良いですよね。
ただ「スーパーで買った枝豆って採れたてのものと比べると、少し物足りない」という方がいると思います。それは鮮度の問題なんです。
スーパーの野菜は一部例外もありますが「農家→市場→卸売業者→小売店→小売店のバック在庫→売り場に陳列」というルートを経て、ようやく消費者が買える状態になります。その間に数日経過してしまっているんです。
農家の間で、枝豆は「お湯を沸かしてから収穫にいけ」と言われるくらい鮮度が大事な野菜で、収穫するとみるみるうちに糖度が失われていくと言われています。
今回は「収獲したての枝豆を食べてみたい!」という方に向けて、収獲したばかりの枝豆の味を、スーパーの鮮度落ち枝豆で再現する方法を紹介します。
スーパーで買った枝豆は砂糖水で茹でてください
鮮度が落ちてしまった枝豆は砂糖水で茹でることで、失われた甘みを再現することができます。
「砂糖水で茹でると不自然な甘みになるのでは?」と思われそうですが、実は枝豆には砂糖と同じショ糖を含むので、砂糖を足してあげても不自然な甘さにならないんです。
それでは手順を紹介します。
材料
・枝豆...1袋(250g)
・水...1L
・塩...40g(塩もみ用+水に対して約2%)
・砂糖...20g(水に対して約2%)
手順
1. 枝豆の両端をはさみで少しカット
さやの中に塩と砂糖が入るようにカットしていきます。
2. 塩の半分(20g)を枝豆にかけて塩もみ
しっかりと塩を揉み込みます。
3. 鍋に水と、残りの塩と砂糖を入れて沸騰するまで加熱
4. 鍋に塩がついたままの枝豆を入れる
ボウルについている塩も、残らず全部お湯に投入しましょう。
5. 好みの硬さになるまで4〜6分茹でたら完成
今回茹でた枝豆も、収穫したてのような甘さを感じられる絶品枝豆に茹で上がってくれました。この砂糖水で茹でた枝豆は冷めても美味しいので、お弁当の材料にも最適です。
普段の茹で方に砂糖を足すだけの簡単な方法なので、ぜひ一度試してみてくださいね。
スーパーで買った枝豆は砂糖水で茹でてください(まとめ)
今回はスーパーの鮮度落ち枝豆を美味しく食べる方法を紹介しました。
ぜひこの方法で、これからが旬の枝豆をたくさん食べて頂けると嬉しいです。
他にも「ビールのおつまみに枝豆が必須な理由を八百屋が解説」という記事や「八百屋直伝!なるべく新鮮でおいしい枝豆の選び方」という記事も書いているので、気になる方は読んでみてくださいね。
↓今回紹介した方法は動画でも解説しています。