週末は宮城でも真夏日か 暑さの源はモンゴルにあり
今年の仙台青葉まつりは清々しい晴天に恵まれ、最高気温も22℃前後と極端な暑さもなく、過ごしやすい二日間となりました。
今月ここまでの宮城県は、この晴れても極端に暑くならないというのがポイントだったのですが、今後は晴れて暑くなります。週末は宮城県でも今年初の真夏日になる所が出てくるかもしれません。
暑さの原因はモンゴルの晴天
きょう5月21日は前線の雨雲が通過した影響で、雨や風の強まった時間もありましたが、この前線の雲の後ろ=大陸のモンゴル付近にかけてはほとんど雲がありません。
この「大陸も晴れている」というのが今後の暑さの原因です。
この時季は既に強い日差しが降り注ぐようになっています。陸地は日差しを受けると急激に温度が上がります。
真夏のプールを思い浮かべていただければイメージできるかもしれません。プールの水は冷たいくらいでも、プールサイドはのんびり歩けないほど熱くなることもあります。
この雲の画像で言えば大陸はプールサイドです。モンゴル付近の陸地が日差しで熱せられ、熱せられた陸地が空気を暖めることによって、暑い空気の塊ができます。その暑い空気の塊が週末北日本に近づいてくる予想です。
気象庁発表の予想最高気温は、木曜日以降は連日25℃以上の夏日。日曜日や来週月曜日は西部で30℃以上の真夏日になる予想です。
大陸からやってくる空気なので、真夏と違って湿度は低いかと思いますが、それでも今年ここまで極端な暑さがあまりなかった宮城県民には堪える暑さになりそうです。ちょうど運動会シーズンとも重なりますので、熱中症には十分ご注意ください。