【今日は韓国の何の日?】 1月3日 地下鉄事件の「意外な結末」 超人気K-POPアイドルの誕生日
1996年1月3日、韓国の韓国移動通信社(現SKテレコム)が携帯電話のCDMA技術を世界ではじめて商用化した。
CDMAとは「米国式第2世代移動通信技術」。いわゆる「デジタル方式」で、通話音質が鮮明で途切れにくいことが特徴だった。
それまで韓国の携帯電話技術は世界に大きく遅れをとっていた。アメリカに世界初の携帯電話「カーフォン(car phone)」が登場したのは1946年。韓国で車用の移動通信が発売されたのは1984年だった。約40年の遅れだ。
- 2018年韓国にケータイが登場して30年を伝えるYTN
いっぽう(車用ではない)携帯電話の発売は1988年。これはアメリカに15年の遅れをとった。
韓国ではまた、1997年にLGがPCS(PHS)のハングル文字でのテキストメッセージを送るサービスを開始。ちなみに日本では1996年4月にDDIセルラーが日本語でのPHSテキストメッセージサービスを開始していた。
21世紀に入り、韓国では2019年4月にも5G技術の「世界初商用化」を謳った(実際には米国とほぼ同時期)。このジャンルでの「世界初」戦略は1990年代中盤に始まっていたのだ。
2005年1月3日、午前7時ごろにはソウル地下鉄7号線の鉄山(チョルサン)駅付近で乗客の男性による放火事件が起きた。
男性が可燃性液体を優先席付近に注ぎ、火をつけた。当事者が炎に巻かれたほか、60代の女性一人が軽いやけどを負い病院に運ばれた。その他の乗客の死傷者はなかった。
事件がより大きな衝撃を与えたのは、”事後”の出来事だった。
発生直後、駅職員がすぐに消化器で鎮火。しかし車両を車庫に緊急避難させる過程で再び発火してしまったのだ。結局車両3両が燃え、20億ウォン水準の被害が出た。当時の車両には可燃性素材が使用されていたことが原因だった。
韓国ではこの約2年前、2003年2月18日に大邱で地下鉄放火事件があり、218人が亡くなった。この事件を彷彿とさせるものでもあり、衝撃が大きかった。現在も炎上した車両のうち2車両は保存され、「教訓」を伝えているという。
1995年1月3日はK-POPの4人組ガールズグループ「BLACKPINK」のメンバー、ジス(キム・ジス)の誕生日。
- 日本での活動時
現在の韓国を象徴するスーパーグループのメンバー。2016年にデビュー後、女性が女性に憧れる「ガールクラッシュ」のスタイルで時代をリードする。世界中に散らばるインスタグラムのフォロワー数はじつに5360万人。同じBLACKPINKのメンバーで、韓国内のインスタフォロワー数の上位を独占してきた。
ジスはステージや広告などではクールな表情を見せるが、それ以外ではメンバーのなかで最年長としてムードメーカーの役割を果たす。
- サムネイル写真一番右がジス
本人への取材歴のある「朝鮮日報」キム・ガヨン記者が、エンタメ系YouTubeに出演時、こう話している。
「どのグループもデビュー直後は緊張からか言葉が少なめなのですが、少しずつジスさんが喋り始め、雰囲気が打ち解けていったように感じます」
「インタビュー時には、記者の質問を自らメモし、しっかりと相手の目を見て答える姿が印象的でした」
20代後半となり、また違った表情を見せてくれるだろうか。楽しみだ。