シーズン60登板以上×10度の現役投手は3人。11度目なら歴代何位になるのか。最多はリベラの15度
ブライアン・ショウ(シカゴ・ホワイトソックス)とクレイグ・キンブレル(ボルティモア・オリオールス)、デビッド・ロバートソン(テキサス・レンジャーズ)は、いずれも、60登板以上のシーズンが10度を数える。
シーズン60登板以上が12度以上は、6人しかいない。15度のマリアーノ・リベラと13度のマイク・スタントンに、12度の4人、ケント・テカルブ、リー・スミス、マイク・マイヤーズ、ロベルト・ヘルナンデスがそうだ。
ショウ、キンブレル、ロバートソンが、シーズン60登板以上を11度とすると、マイケル・ジャクソンら10人と並び、歴代7位タイにランクインする。
昨年、キンブレルは、71登板の69.0イニングで23セーブと7ホールド、防御率3.26を記録した。ロバートソンは、62登板の65.1イニングで18セーブと10ホールド、防御率3.03だ。一方、ショウは、60登板どころか、40登板にも届かなかった。38登板の45.2イニングで4セーブと4ホールド、防御率4.14に終わった。
揃ってFAとなった今オフ、キンブレルとロバートソンは、それぞれ、1年1300万ドルと1年1150万ドルの契約を手にした。2024年のシーズン年齢(6月30日時点)は、36歳と39歳だ。キンブレルと同じく36歳のショウは、マイナーリーグ契約しか得られなかった。
キンブレルが通算417セーブ、ロバートソンは通算175セーブを挙げているのに対し、ショウの通算セーブは19に過ぎない。とはいえ、ショウは、通算183ホールドを記録している。ちなみに、キンブレルとロバートソンの通算ホールドは、22と162だ。
ホワイトソックスのリリーバーたちの顔ぶれからすると、ショウが開幕ロースターに入る可能性は、決して低くない気がする。カッターを中心にゴロを打たせる投球が甦れば、2年ぶり11度目の60登板以上もあり得るはずだ。2023年は、メジャーリーグとAAAを合計すると、61試合に投げている。
この3人は、通算800登板にも近づいている。こちらは、2023年に到達したケンリー・ジャンセン(ボストン・レッドソックス)が54人目だ。ジャンセンのシーズン60登板以上は9度なので、3人より1度少ないが、シーズン50登板以上が12度は、4人のなかで最も多い。キンブレルとロバートソンが11度、ショウは10度だ。