順当な展開になるか。波乱の展開になるか。カギを握るのはチリ?
98年ブラジル。02年フランス&アルゼンチン。06年ブラジル。10年ブラジル。これらは過去4大会で、優勝候補の本命に推されていたチームだが、実際に優勝を飾ったのは、すべてこれとは別のチームだった(98年フランス。02年ブラジル。06年イタリア。10年スペイン)。
サッカーは運が結果に影響しやすいスポーツ。結果を予想することは、他の競技に比べてはるかに難しいとされている。32分の1しかない優勝チームの予想が、外れるのは当然といえば当然だ。しかし、サッカーには、追われるものに不利に働く特徴があることも、忘れてはならない。
サッカーはロースコアで決着するスポーツだ。1試合でどちらかのチームが3点以上取る確率はかなり低い。一番可能性が高いスコアは、2対1だそうだが、そうした中で、多少有利だと言われても、その多少が、スコアに反映される可能性は低い。55対45の関係は、2対1というスコアに収まるかどうか微妙だ。この程度の差なら、1対1で終わってしまう可能性の方が高い。実力差がスコアの差になって表れにくいのだ。
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たかがサッカー。されどサッカーのバックナンバー 2014年6月
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