【逆効果】愛犬にNGな〈吠え対処法〉【犬のしつけ】
吠えるのをやめさせたい!
「吠えるのをなんとかしたいです」
一番よく頂くご相談です。
多いお悩みだからこそ、世の中には
「=こうしたら良い」という対処法やついやってしまう方法が溢れています。
でも、中には道理が通らない対処法や逆効果な方法もたくさんあります。
今回は
NGな対処法とその理由
をご説明します。
!NG①!大きな音や嫌な刺激を与える
〈よく言われるやり方〉
・吠えている時に小銭や石の入った缶やペットボトルなどを投げ、驚かせる
・スリッパや新聞紙などで床を叩く
・嫌な匂いのスプレーをかける
・吠えたら電気の流れる首輪を使う
〈この対処法の狙い〉
吠えると嫌なことが起こる(天罰) と思わせる
大きな音や嫌な刺激を与えるのがNGな理由
天罰だと思わせる必要があるので、バレないように刺激を与えますが、誰がしているかわんこには分かると考えられます。
わんこは賢いですから。
そうなれば信頼関係も崩れます。
例え天罰と受け止めても、吠える理由がある時に毎回嫌なことがあれば吠える理由の状況は常にストレスで嫌になることは間違いありません。
!NG②!なだめる、注意する
〈よく言われるやり方〉
・「大丈夫だよ」などなだめる
・対象物との間に入り、見せないようにする
・吠えてはいけないと 「ダメ」など大声で注意する
〈この対処法の狙い〉
・なだめて安心させる
・ダメなことだと教える
なだめる、注意するがNGな理由
〈なだめる〉
なだめることで落ち着いてくれるなら良いです。しかし、実際は飼い主の動揺が伝わり、さらに不安にかられることが多いです。
〈注意する〉
ダメなことはダメと教えていくのも一つの手段ですが、注意の前に正解を教える努力が最重要です。
!NG③!無視する
〈よく言われるやり方〉
・迎えたばかりの子犬がケージから出たがって鳴いても決して出しては いけない
・鳴き止むまでひたすら無視する
〈この対処法の狙い〉
吠えても決して思い通りにはならないことを教える
無視するのがNGな理由
「子犬をケージから出してはいけない」
はよく案内されるようですが、本来なら親や兄弟犬と過ごすのに一人を強いると精神的に不安定になることもあります。
要求吠えに関しては無視は正解です。
でも、わんこが諦めるまで無視をすることはかなりの長期戦になり、結局 「無視しきれない」ことが多いです。
頑張るべきは無視ではなく予防です。
対処よりも大切なこととは?
NG対処は絶対にダメな訳ではありません。
(NG①の嫌な刺激は絶対オススメしないので否定しますが)
でも、頑張るべきは徹底して対処をするのではなく吠えの原因を突き止め、ほめながら正解を教えていくことです。
「NGはわかったからどうしたら良いか教えてくれ」と思うかもですが、吠えの理由も正解の教え方もその子によって 変わるので、この場で簡単に 「こうして下さい」とは言えません。
しっかりとその子の吠える理由を考え、その子にあった対処をしましょう。