例年秋に日比谷公園で開催されていた「日韓交流おまつり2023 in Tokyo」ですが、コロナの影響でここしばらくはオンライン開催になっていました。しかし今年は4年ぶりにリアルイベントとして、駒沢オリンピック公園 中央広場に場所を移して開催されます。そこで過去のイベントの様子も含め、どんなイベントなのかをご紹介します。

インベントはステージプログラムとブースの2本だて

リアルイベントとして開催されるのは、実に4年ぶりとなる同イベント。日比谷公園から駒沢オリンピック公園に場所を移して開催されますが、ステージプログラムとブースの2本だてという例年のスタイルに変更はないようです。

ステージプログラムは9月30日、10月1日の両日開催されます。両日共通で行われるのが日韓交流ステージと日韓交流クイズ大会です。日韓交流ステージでは武道、楽器演奏、ダンスの各部門で、日韓それぞれの伝統や文化に根差した演舞や演奏が披露されます。

筆者が特に期待を寄せているのが、30日に登場する「BIGABI」です。最近は韓国の国技であるテコンドーをパフォーマンスとして魅せるチームが世界的に人気！日本人パフォーマーも出演して話題を集めることがある米NBCの人気オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」に出演し、活躍しているチームもあります。

「BIGABI」もそうしたテコンドーのパフォーマンスチームで、K-POPや伝統的な韓国打楽器のリズムに乗せて繰り出す技の数々は、生でみたら迫力満点で楽しめるはずです。

クイズ大会のように、観覧者参加型のステージもあります。日頃から韓国文化を愛する人や歴史に造詣が深い人、K-POP や映画ファンの方は参加して景品ゲットを狙ってみてはいかがでしょうか？

9月30日限定イベントは開会式の関連行事と祝賀公演、K-POPダンス。10月1日限定イベントは、韓流イベントのMCとして活躍されている古家正亨さんが韓流20周年を振り返って語る記念トーク、そしてこれを目当てにこのイベントに参加される方も多い「K-POPシークレットコンサート」（指定席入場には当選はがきが必要）です。

古家正亨さんは「冬のソナタ」から始まる韓流初期から多くのアイドルや歌手、俳優のファンミーティングなどのMCを手掛けているので、普段はなかなか聞くことができないスターとの裏話などを聞けるかもしれません。

「K-POPシークレットコンサート」は、例年出演者が事前に発表されません。そのためこのイベントの前日には、SNSを中心としてどのアイドルが日本行きの飛行機に乗ったかなどファンたちが騒がしくなります。そこまで話題を集める理由ですが、例年現在韓国で人気を集めているアイドルや歌手が出演するためです。

今年の出演者についても主催者側は質問には回答してくれませんでしたが、例年はアイドル、バラード、トロット（演歌）という構成なので幅広い年齢層が楽しめます。

韓国屋台料理が楽しめるほかさまざまな文化体験も

ブースは両日共通で楽しめますが、やはり一番のお楽しみは「韓食販売コーナー」。例年韓国のポジャンマチャ（屋台）の代表的なメニューであるトッポッキやキムパッ（韓国式のりまき）、チヂミの屋台などが出店します。

韓国料理は混ぜる食文化だと言われますが、トッポッキとキムパッを買ってキムパッをトッポッキのタレに絡めて食べるなど、自分なりの美味しい食べ方を発見するのも面白いですよ！

そのほかにも、最近は日本のコンビニエンスストアなどでもよく見かけるようになった韓国食品の販売ブースなども出店されるほか、韓国旅行の情報発信を行う「韓国観光公社」のブース、韓国の伝統工芸品作りが体験や韓服の試着が体験できる「韓国文化院コーナー」、そして最近は日本でもブームとなっているK文学の書籍や語学参考書などが購入できる「韓国関連書籍販売コーナー」などの出店も予定されています。

特に書籍に関しては、語学参考書などを実際に手に取って使い勝手の良さを比較する、出展者に内容を確認するといったことができる貴重な機会です。さらに例年割引料金で販売される書籍も多いので、韓国語学習者ならぜひチェックしてみてください。

いかがでしたか？4年の歳月を経てようやくオンラインの世界を飛び出してリアルに開催される同イベント。入場無料で盛りだくさんの内容なので、足を運んでみてはいかがですか？