大好きなスイーツですが、ダイエットもしたいし、年齢を重ねるとそれほど量が食べられなくなってくるので「スイーツを食べたいけれど、ヘビーな甘さやクリーム多めのものは避けたい」という人、意外と多いのではないでしょうか？

そんなわがままを叶えてくれるスイーツ、それが軽い食感が魅力の「シフォンケーキ」です。

そこで今回は、世田谷区・若林にある手作りシフォンケーキの専門店「ラ・ファミーユ（La Famille）」のシフォンケーキの魅力をご紹介したいと思います。

住宅街の中にあるまさに隠れ家的なお店

世田谷線・若林駅から徒歩３分の場所にある同店ですが、実は2022年の４月に現在の場所に移転する前は、スイーツ激戦区として知られる池袋にある人気店でした。しかしお母様のご年齢のこともあり、職住接近のために現在の場所に移転したそうです。

現在の店舗は駅からも、さらには環状７号線からも近いのですが、閑静な住宅街の中にあり、しかも門から店の入口までも多少距離があるので初めて訪問する時には少しわかりにくいかもしれません。かわいい看板や黒いポストを目印にお店を見つけてください。

ラ・ファミーユはフランス語で「家族」を意味する言葉で、その名のとおり、母娘２人で営業されています。

30年以上前にお母様が初めて食べたシフォンケーキの美味しさに感動し、それまでのお菓子作りの経験を活かし、日本人のフランス菓子講師から作り方を習い、その後元祖ともいえるアメリカのシフォンケーキに出会ってこれまで身につけた作り方との違いに驚き、さらに研究を重ねた結果、ベーキングパウダーなどの添加物を使わず、素材にこだわった現在の手作りシフォンケーキが誕生したそうです。

定番から季節ごとのシフォンケーキまで種類豊富！

店内の様子です。その日に販売されているシフォンケーキの中で、クリームを用いて冷蔵保存が必要なものはショーケースの中に、そしてクリームが使われていないものは、入口を入ってすぐのところに陳列されていました。

ショーケースの中では常時４〜８種類が販売されており、人気商品は季節の素材を取り入れたシフォンケーキだそう。夏場はピーチ、秋はマロン、そのほかにイチゴを使ったシフォンケーキなどが季節ごとに登場します。

写真は左からベリー・紅茶・チョコレート・バナナ（各550円）・もものケーキ（650円）、シュークリーム（300円）

季節に関わりなく、クリームを使わないタイプのシフォンケーキも人気で、特に紅茶（400円）が好評だそうです。

イートインも可能でお菓子教室も開催

店内にはイートインスペースもありますが、現在は圧倒的にテイクアウトのお客様が多いとのこと。同店ではお菓子教室も開催しており、その際にはこのスペースが使われています。

この日は、大人気のもものケーキと搾りたてオレンジジュース（700円）をいただきました。シフォンケーキは口に入れた瞬間に溶けてなくなるかと思うほどのフワフワ食感で、さらにきめが細かいので口当たりはとても滑らか。素材一つひとつの味がしっかりと感じられます。

クリームも甘すぎずにシフォンケーキとの相性は抜群で、ピーチとの味のハーモニーもよく、いつまでもその優しい味が口の中に余韻を残してくれました。ドリンク類はホットコーヒ、紅茶（各550円・アイスは600円）もあります。

何度も通いたくなる店！

店内はレコード好きだというオーナーがコレクションしたL Pのサウンドが優しく流れ、親しい友だちの家を訪問したような、アットホームな雰囲気に包まれています。シフォンケーキの味も店の雰囲気も、そしてオーナーのお人柄も合わせて、１度訪問したら2度、３度と足を運びたくなるお店でした。