保育園の発表会衣装にまつわる疑問5つに現役保育士が回答「白いTシャツってどんなTシャツ?」
共働きの現役保育士です。
秋から冬にかけて発表会を行うという保育園も多いですね。
発表会が近づくと、衣装を用意してくださいというお知らせが来ることがあります。
お知らせには、無地のTシャツなどと書いてありますが「どんな形のTシャツ?」と疑問に思う方もいるでしょう。
今回は保育園の発表会の衣装準備に関する素朴な疑問に回答します。
Q「無地のTシャツ」って形はどんなものが良い?
保育園から、「白い長そでのTシャツ(ワンポイント可)」とか「黒い半袖のTシャツ(無地)」といった形でTシャツ準備を依頼される場合があります。
無地のTシャツが指定された場合は、ベストなど劇の配役に沿った衣装をTシャツの上から着ることが多いです。
こんな感じで上に衣装を着てしまうので、胸元にワンポイントが付いていても見えないので構わないということですね。
発表会用のTシャツでの注意点は、厚手過ぎないことです。
発表会は秋から冬にかけて行われることが多いため、トレーナーのような厚手のTシャツを用意しがちです。
厚手にしてしまうと、保育園で用意した衣装が入らないといったことになる可能性があるので気を付けましょう。
衣装用には胴回りがすっきりしたTシャツがおすすめです。
Q「レギンスやタイツなんてパツパツになるのでは」
「白のレギンスまたはタイツ」が準備品に指定されることがあります。
タイツやレギンスなんてパツパツじゃないかと思うかもしれませんが、心配ご無用です。上に保育園で準備したカボチャパンツなどの衣装を着用しますよ。
白いタイツに保育園で用意した赤いチュニックを着て「トマトさん」とか、黒いレギンスに緑の長いベストを着て「カエルさん」といった着こなしになります。
Q「衣装を家庭で手作りが面倒なんだけど」
衣装を家庭で作ってきてくださいという依頼する保育園もあるでしょう。
その場合、理由は、保育士だけでは衣装が作り切れないという単純なものです。
発表会の演目により準備する物の数が異なりますが、劇などになると園児全員分の上下服・帽子や小物から大道具、背景画まで多数の制作物が発生します。
筆者も発表会が近づくと、自宅に持ち帰って帽子やら小道具やらを作ることがあります。
個人的には、衣装や大道具作りに負荷がかかり過ぎているのなら、大道具なし普段着のままの発表会でも良いくらいだと思うのです。
一方、「劇の演出がイマイチ」というコメントを下さった保護者の方、過去に実際いらっしゃったので手抜きもできず・・というのがジレンマですね。
Q「発表会の衣装を着なくて困っていると言われた」
0-2歳児では発表会の衣装を着てくれる子と着てくれない子とがいます。
特に帽子などの被り物です。
これは個人差でどうしようもないので、保育園の先生から「衣装を着てくれない」と悩みを打ち明けられても気にしないでくださいね。
0-2歳児は衣装の帽子と服を身に着けて舞台にいるだけで可愛いといったところがあり、実際、保護者の方から評判が良いため、被りやすい帽子を作るのに工夫を施しています。
具体的には、普段の外遊びで被っている帽子に装飾を付ける、発表会当日よりかなり前から毎日短時間でも衣装を着て慣れる時間を作るなどです。
Q「先生が作ってくれた衣装が下手なんだけど」
はい。下手と言われたらその通りですとしか返事のしようがありません。
裁縫が得意な人とそうではない人がいるように、保育士も衣装や装飾作りの上手い下手があります。
作り物が得意な先生が全部作ればよいのではと思うかもしれませんが、その先生も自分のクラスの作り物で手がいっぱい。
なかなか、思うようには回らないのです。
衣装や大道具がイマイチと思ってしまうことがある方もいらっしゃるかと思いますが、先生たちはとても頑張っているのでご容赦いただきたいというのが正直な気持ちです。
まとめ
保育園の発表会の衣装準備に関する素朴な疑問に回答してきました。
衣装準備の他、席順やプログラムなどで様々な意見が飛び交う発表会。
子どもたちがお客さんの前で表現するという貴重な体験をする場として、温かい雰囲気の中、発表会が行われることを願っています。