7月4日のJ1再開カードが決定。全9試合の注目ポイント
新型コロナウイルスの影響により中断していたJリーグ、15日の夕方に再開後の対戦カードが決定しました。7月4日(土)に再開の初戦が行われる第二節を迎えるJ1は以下のカードになります。
18:00 横浜FC - 北海道コンサドーレ札幌 ニッパツ
18:00 清水エスパルス - 名古屋グランパス アイスタ
18:00 ガンバ大阪 - セレッソ大阪 パナスタ
18:30 大分トリニータ - サガン鳥栖 昭和電ドーム
19:00 浦和レッズ - 横浜F・マリノス 埼スタ
19:00 柏レイソル - FC東京 三協F柏
19:00 川崎フロンターレ - 鹿島アントラーズ 等々力
19:00 湘南ベルマーレ - ベガルタ仙台 BMWス
19:30 ヴィッセル神戸 - サンフレッチェ広島 ノエスタ
移動の感染リスクを減らすため、できる限り近隣のクラブから対戦していくプランが伝えられていましたが、結果的に注目のカードが目白押しとなりました。
浦和レッズ - 横浜F・マリノス
キーマン:レオナルド(浦和レッズ)、チアゴ・マルチンス(横浜F・マリノス)
前回王者の横浜F・マリノスは埼玉スタジアム2002に乗り込んで浦和レッズと対戦します。開幕戦で苦しみながらも湘南を破った浦和とG大阪の術中にはまる形で1−2の敗戦スタートとなったマリノス。注目は浦和が今シーズンから採用している4ー4ー2をベースに、ポゼッションで上回るマリノスに対して、どこまで自分たちのやり方をぶつけるのか、あるいは粘り強く守備を固めながら、隙を突く戦い方を取っていくかです。
マリノスとしては基本的にやることは変わりませんが、中断期間に天野純と小池龍太という主力級の実力者が加わり、チームの活性化が図られていることは間違いありません。守備の大黒柱であるチアゴ・マルチンスが右足の第五中足骨を負傷し、母国ブラジルで手術を受けましたが、今月6日に再来日しており、浦和戦での復帰にも希望が出て来ています。
開幕戦では相棒の日本代表DF畠中槙之輔を欠いており、浦和戦でJリーグ屈指のCBコンビが揃うかどうかはマリノスのハイラインをベースにした攻撃的なスタイルを機能させる意味ではもちろん、興梠慎三とレオナルドという強力な2トップとのマッチアップという意味でも大きなポイントになりそうです。
ガンバ大阪 - セレッソ大阪
キーマン:宇佐美貴史(ガンバ大阪)、ブルーノ・メンデス(セレッソ大阪)
マリノスに開幕戦で勝利したガンバ大阪は地元のライバルであるセレッソ大阪をホームのパナスタに迎えます。いきなりの”大阪ダービー”がリモートマッチ(無観客試合の新呼称)なのは勿体ない気もしますが、それでも大きな注目を集めることは間違いありません。セレッソも開幕戦で難敵の大分トリニータを相手に1−0と手堅く勝利しており、長い中断期間を経ての連勝スタートをかけた試合となります。
基本的に相手を見ながらフォーメーションや細かい立ち位置などを決めていくセレッソに対し、ガンバは高い位置からボールを奪い、相手陣内で主導権を握るスタイルを志向しており、開幕戦はマリノスに勝利したとはいえ、特殊なプランがはまった形でもありました。試合後、選手は口々にもっとボールを握る戦い方をしたいと語っており、セレッソに対してはよりオーソドックスに自分たちの良さを出しに行くことが予想されます。
しかしながらスペイン人のロティーナ監督が率いるセレッソはそうした圧力をうまく自陣ゴールから逃しながら、相手にとって嫌なところを突いてゴールを奪うことに長けています。ガンバは中断期間に加入したDF昌子源が早くもリーダーシップを発揮していることが伝えられますが、三浦弦太、キム・ヨングォンとの3バックはそのままアジアの舞台に出てもトップレベルになりうる陣容だけに、エースの宇佐美貴史が牽引する攻撃が昨シーズン最少失点のセレッソかのディフェンスを破れるかどうかの裏側で、注目ポイントと言えます。
その一方で2019年リーグ5位のセレッソが優勝を狙うには得点力のアップが求められます。ブルーノ・メンデスや長期離脱から復帰した長身FW都倉賢、ベルギーで揉まれた豊川雄太など面白いタレントが揃い、柿谷曜一朗も左サイドハーフとのマルチで前線が務まります。5枚に増えた交代枠をロティーナ監督がどう活用するかも勝負を左右しうる見所です。
川崎フロンターレ - 鹿島アントラーズ
キーマン:レアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ)、町田浩樹(鹿島アントラーズ)
川崎フロンターレと鹿島アントラーズは数年来、優勝を争って来たライバルであり、そうした実績を考えれば再開戦でも最大の好カードと言えますが、開幕戦でサガン鳥栖を相手に多くのチャンスを作りながら決めきれず、スコアレスドローに終わった川崎と、ザーゴ新監督のもとで後ろからのビルドアップを構築中の鹿島アントラーズという構図はこれまでより勝負を読みにくくしています。
現時点で有利なのは川崎でしょう。確かに川崎も4ー3ー3をベースとした新しいシステムにチャレンジしていますが、4年目となる鬼木達監督のもと、中盤でボールを回しながらコンビネーションで崩していく基本スタンスは継承しており、変わったのはウィングが左右で幅を取り、そこにインサイドハーフとサイドバックを絡めて高い位置に起点を作るというビルドアップです。そこは鹿島と少し共通する部分もありますが、ルヴァン杯やリーグ開幕戦を観る限り、川崎の方がスムーズにできていました。あとはそこからフィニッシュに移行する段階の精度や厚みでしょう。
小林悠が右膝関節内遊離体により3〜4週間離脱、鹿島戦の欠場が確定しましたが、昨シーズンより戦術的なマッチングが良好なレアンドロ・ダミアンの存在は頼りになりそうです。
鹿島は開幕戦でサンフレッチェ広島を相手に自陣でのミスをまんまと突かれて3失点、攻撃もゴール前の連携などが未整備なのは明らかで、内容も結果も完敗でした。しかし、中断期間に数多くのトレーニングマッチでトライ&エラーを繰り返し、だいぶ攻守ともに洗練されて来た印象もあっただけに、緊急事態宣言下で活動休止になった影響は多少あると予想されます。
それでも開幕戦より改善されているはずですが、ミスが目立ったボランチやセンターバック、そして新外国人のエヴェラウドやフアン・アラーノがさらにフィットしているか気になるところです。ただ、そうは言っても試合が始まれば鹿島です。開幕戦は広島のプレシャーに対して、あまりにもベースのところでまごつき過ぎましたが、そこは着実に引き上がっているはず。川崎に持たれる時間も多くあるでしょうが、要所では勝負強さを発揮する期待もあります。
鹿島にとって目下の不安要素は昨シーズンの主力センターバックだったブエノがブラジルのアトレチコ・ミネイロへの期限付き移籍が決まったこと。開幕戦で先発した関川郁万と町田浩樹、さらに経験豊富な犬飼智也もおり、川崎戦は問題ないと思いますが、左サイドバックが本職の杉岡大暉、あるいはボランチの三竿健斗が有事に備えるのか。移籍期間での補強の可能性もあるポジションです。
柏レイソル - FC東京
キーマン:ヒシャルジソン(柏レイソル)、安部柊斗(FC東京)
手堅いディフェンスと強力なアタッカー陣という似た特色を持つチームのぶつかり合いということで、お互い質実剛健ながらスリリングな展開が予想されます。FC東京はディエゴ・オリヴェイラ、レアンドロ、アダイウトンのブラジル人トリオが前線のファーストチョイスですが、アタッカーの人材は豊富です。3トップが前半から爆発すれば、そのまま守備を意識した交代で逃げ切るケースも考えられますが、後半途中まで接戦となればドリブラーの紺野和也が非常に有効なオプションになります。
柏レイソルは4ー2ー3ー1をベースに「つなぐ、運ぶ、決める」という役割が割とはっきりしたクラシカルなスタイルです。欧州起源のポジショナルプレーや攻守にコレクティブな戦術が流行する中で”古くさい”という声も見ますが、それだけ適材適所のタレントがおり、何よりオルンガという超Jリーグ級の大型ストライカーを擁しているのは大きいです。江坂任、クリスティアーノ、瀬川祐輔もトップクラスの攻撃タレントですが、オルンガの存在によって彼らにバイタルエリアでのスペースと時間が与えられる傾向は優勝したJ2からあまり変わっていないようです。
ただ、長谷川健太監督が率いるFC東京は日本代表の橋本拳人をはじめ注目の大卒ルーキー安部柊斗など、中盤の守備強度が高いので、そこをヒシャルジソンや三原雅俊がうまくいなして前線につなげられるかが鍵になります。そこでFC東京がボールを奪う回数が増えるほどFC東京ペースになりますが、柏は苦しい時間帯でもディフェンスラインからオルンガに当てる、瀬川をワイドに走らせるといった飛び道具的な戦い方もできるので、どういう展開になってもFC東京は警戒が必要です。
大分トリニータ - サガン鳥栖
キーマン:知念慶(大分トリニータ)、原川力(サガン鳥栖)
開幕戦でセレッソ大阪の堅守を崩しきれなかった大分はまた厄介な相手になります。サガン鳥栖は川崎に24本のシュートを打たれながら無失点に凌いでおり、ゾーン内でのプレッシングはJ1でもかなり高い強度を誇ります。その分、守備に使う運動量が多めですが、やはり5枚の交代が可能ということで、金明輝監督は中盤をメインに早い時間帯で交代カードを切ることで、強度を90分維持してくるでしょう。
そのディフェンスを大分が切りずくすには、やはりサイド攻撃をより機能させることが重要で、特に三竿優斗、香川勇気、町田也真人が組むと予想される左からのチャンスメイクと、右サイドから松本怜と東京五輪候補の岩田智輝がダイナミックに仕掛ける右サイドが良いバランスで攻めることが大事になります。ただし、結局はFWが決めるかどうか。川崎から期限付きで加入したFW知念慶の奮起が期待されるところです。
サガンも基本ディフェンスから入りながら、川崎戦より前に出て行くことが予想されます。サイドアタッカーの小屋松智哉や開幕戦はベンチスタートだったチアゴ・アウベス、金森健志が大分の3バック、時に5枚になるディフェンスを破り、決定機につなげられるか。また原川力、ベガルタ仙台から加入の梁勇基と良質なキッカーが揃っており、セットプレーからの得点が勝利をもたらす可能性も十分あります。
ヴィッセル神戸 - サンフレッチェ広島
キーマン:大崎玲央(ヴィッセル神戸)、森島司(サンフレッチェ広島)
優勝を目指す両チームの対戦ですが、鹿島に3-0と完勝した広島に対して、ドイツ人のフィンク監督率いる神戸は昇格組の横浜FCとホームで1-1の引き分けに終わり、組み立て、フィニッシュワーク、カウンターのリスク管理などに課題を残しました。それでも攻守の強度が近い両者の対戦だけに、非常にせった試合内容の中で、広島は高い位置からのプレス、神戸は最終ラインと中盤のパスワークという強みをどちらがより機能させるかで勝負が決まってきそうです。
ACLで負傷し、横浜FC戦を欠場したフェルマーレンが順調に復帰すれば攻守両面で大きなプラスになることは間違いないですが、今シーズンの飛躍を誓う大崎玲央など日本人の主力選手がどれだけ奮闘できるかが生命線でしょう。広島は個人より組織で守り、攻める非常にコレクティブなスタイル。相手のキーマンであるイニエスタを密着マークするよりは連動した守備の中で淀みなくプレッシャーをかけるはずです。ただし、イニエスタから直接ボールを奪うことは難しいため、奪いどころをどこに設定して行くかも城福浩監督の手腕の見せ所になります。
その中で東京五輪候補の森島司とレアンドロ・ペレイラが攻撃の鍵を握るはず。さらにトレーニングマッチでハットトリックの永井龍やユースから昇格の鮎川峻も好調の様子で、試合展開に応じた5枚の交代枠の使い方も注目です。神戸はレギュラーがベストメンバーという構成になりやすいですが、藤本憲明など決め手のあるFWがいるので、同点で終盤になればそういった選手の働きが重要性を増します。
清水エスパルス - 名古屋グランパス
キーマン:カルリーニョス・ジュニオ(清水エスパルス)、阿部浩之(名古屋グランパス)
横浜F・マリノスのコーチとしてリーグ優勝を支えたピーター・クラモフスキー新監督のエスパルス。開幕戦の時点では鹿島と並び、最も完成度の低いチームという評価をせざるを得ませんでしたが、目指している志向が明確で、選手も目先の結果に一喜一憂することなく顔を上げてトレーニングに取り組んでいることは非常にポジティブです。
ネックはトライ&エラーを繰り返しながら戦術面を高めていたところで活動休止になったことですが、藤枝MYFCとのトレーニングマッチで新外国人のカルリーニョス・ジュニオが豪快なゴールを決めるなど、着実に戦力が整ってきている印象です。さらにボランチの岡崎慎や西村恭史をリベロに下げる3バックなど、引き出しも増やしています。
現時点では相手どうこうより自分たちのスタイルを構築することがエスパルスのテーマになっていますが、公式戦となれば勝負のところで要所を制して行くことも求められます。エスパルスの強みはレギュラーとサブに大きな差がないことで、しかも違った特徴の選手が揃っているため、パスワーク主体の攻撃にいろんなアレンジはできます。エース候補のティーラシンとカルリーニョス、さらにジュニオール・ドゥトラという外国人選手をどう組み合わせるかも気になりますが、後藤雄介や西澤健太、滝裕太、川本梨誉と言った多士済々のアタッカーをどう使い分けるか注目です。
マッシモ・フィッカデンティ監督率いるグランパスは前田直輝、相馬勇紀、マテウスなど縦の突破力に優れるタレントを生かすサイドアタックを掲げていますが、明確なアクセントになるのがトップ下の阿部浩之です。開幕戦までの段階では阿部が組み立てに関わる負担が大きく、なかなか最後の味付けに専念できない時間帯が目立ちましたが、金崎夢生、さらに守護神ランゲラックと新型コロナウイルスの陽性反応が出た影響もあり中で、最終ラインから中盤にかけての構築が短い準備期間でどこまで進むか気になるところです。
守備の要であるランゲラックと中断期間に鳥栖から加入した金崎は15日に退院しましたが、チーム練習にいつ合流できるかは未定となっています。仮にランゲラックが間に合わないとなった場合は武田洋平がゴールマウスを守ると予想されますが、前線は金崎がいるいないで状況が大きく変わり得ます。場合によっては再び前田が1トップを担うケースも考えられますが、湘南から加入した長身FW山崎凌吾の台頭も期待されるポジションです。
横浜FC - 北海道コンサドーレ札幌
キーマン:下平隆宏監督(横浜FC)、宮澤裕樹(北海道コンサドーレ札幌)
札幌にとっては移動の関係で、いきなりアウェー4連戦となり、しかも当面は関東エリアに滞在するプランになるかもしれません。開幕戦はレイソルとシュート本数が合計50本近い壮絶な打ち合いの末に4-2で敗れました。その試合では柏のスタイルとの相性もありますが、攻守の切り替わりで後手を踏んだ部分もあり、そうした部分をより研ぎ澄ませて横浜FCとのアウェーに臨んでいく必要があります。キーマンはやはり日本代表のFW鈴木武蔵、さらにキャプテンとして全体をまとめる宮澤裕樹です。
ほとんどのメンバーが昨シーズンから継続しているチームにあって絶対的な守護神だった韓国代表GKク・ソンユンの兵役を見越したKリーグ(大邱FC)移籍はペトロヴィッチ監督にとっても非常に痛いはず。そこを経験豊富な菅野孝憲が埋めて行くのか、新加入のタイ代表GKカウィンが抜擢されるのか注目のポジションです。また東京五輪候補の田中駿汰は開幕戦でベンチ入りしたものの出番がありませんでした。この中断期間にいかにフィットして、アピールできているか、蓋が開くのが楽しみです。
横浜FCは神戸を相手に早い時間帯で先制したこともあり、かなり長い時間を自陣に費やし、日本代表FW古橋亨梧に同点ゴールを奪われたものの、ボール保持率34%という試合を1−1で切り抜けました。しかし、もともと横浜FCの下平隆宏監督はアグレッシブな戦いを志向しているだけに、今シーズンの降格が無くなり、また交代枠も5人になった中で、攻守のバランスをいかに取って、札幌のような攻撃的なチームに挑んでいくか注目です。
キーマンは開幕戦でプロ初ゴールをあげた大卒ルーキーの瀬古樹と左サイドアタッカーの松尾佑介、さらに新エース候補の一美和成です。いずれにしても少ないチャンスになるはずですが、これらのタレントがうまく噛み合えばやや不安が残る札幌のディフェンスを切り崩してゴールを奪うことも可能です。もちろん千両役者の中村俊輔や松井大輔、さらに三浦知良と言った選手たちの起用法も注目されます。
湘南ベルマーレ - ベガルタ仙台
キーマン:タリク(湘南ベルマーレ)、西村拓真(ベガルタ仙台)
開幕戦で浦和レッズに2−3と敗れはしたものの、試合内容に確かな手応えを得たという湘南はベガルタをホームに迎えます。持ち前のハードワークをベースに、しっかりとワイドにボールを回して高い位置まで全体を押し上げるスタイルはベガルタ仙台にも脅威になりそうです。湘南の場合はある程度、誰が出ても同じようなサッカーができる強みがあり、5人の交代枠は戦術面だけでなく、体力面を考えても非常に有効です。特に中盤はスタメン有力の齊藤未月や福田晃斗をはじめ、サブの選手の存在も大事になってきます。
開幕戦で浦和からゴールを奪った石原直樹、山田直輝の二人は引き続き頼りになりますが、ノルウェー代表FWのタリクが球際の強さに加えて決定力も発揮できれば、ベガルタ戦の結果はもちろん、先に向けてもポジティブな要素になるでしょう。ベガルタは木山隆之監督が様々な形からのビルドアップを構築中ですが、湘南の組織的なプレッシングを掻い潜って多くのチャンスを作ることは簡単ではありません。湘南にも言えることですが、降格がないことは思い切った戦い方をする意味で重要ですが、勝つための選択として速攻やサイドからのアーリークロスを使った攻撃も繰り出されるかもしれません。
ベガルタの強みはロシアリーグのCSKAモスクワでプレーしていたFW西村拓真の復帰です。2018年には夏の移籍まで24試合で11得点を記録しており、躍進の立役者になる可能性もあります。またポルトガルのヴィトーリアから加入したアレクサンドレ・ゲデスもチームにフィットしてきていると伝えられ、赤崎周平やジェーメイン良、セレッソ大阪から期限付きで加入している山田寛人など、FW陣が良い競争状態を作り出せば、5枚の選手交代をかなり活用できるはず。
現時点の組織力では湘南がやや有利と見られますが、ベガルタ木山監督の采配と個性的なアタッカー陣、さらに攻守の要であるシマオ・マテの奮闘などが噛み合えば、ベガルタにも十二分に勝機はあるでしょう。