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【宮城県 松島町】今が見頃!蓮池弁財尊天のハス池に可憐な花が開花中 [※2023年6月21日情報]

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

宮城県松島町内の瑞巌寺奥にある「蓮池弁財尊天(はすいけ べんざいそんてん)」のハス池では、現在(2023年6月21日時点)美しい花々が見頃を迎えている。開花の様子を写真と共にご紹介していこう!

ハス池にはびっしりと大きな葉が一面に広がっている状態で、艶のある青々としたその葉の下に身を隠すようにして、真っ白な花がいたるところから顔を出している。上記写真のように遠目から見ると全く花の姿が確認できないのだが、近づいてみると・・・

ぴょこっと可愛らしく顔を出しているのだ。現在、多数の花が開花中なのだが、大きな葉が「おしくらまんじゅう」状態。そのため、近づいてちょっと覗き込むようにすると、花がよく見えるので見学をする際には、是非お試しいただきたい。

▲ ところで、この花は本当に「ハス」なのだろうか・・?
▲ ところで、この花は本当に「ハス」なのだろうか・・?

さて、このハス池の「花」だが、筆者はこれまで池の名前が「ハス池」ということで、ハスが生育していると認識していたのだが、実はよく見ると花や葉の形状から睡蓮(スイレン)なのではないか?という考えが浮かび上がってきた。皆さんはどう思うだろうか?

ハスと睡蓮は非常に似ているのだが、最もわかりやすい違いは「葉の形状」。一般的に睡蓮は上記写真のように切れ込みが入っていて、ハスは切れ込みが無く丸い形をしているとされている。そうであれば『睡蓮に間違いないぞ!』という結果に至るのだが、池の名前が「ハス池」とされているからには「ハス」であり続けなければならないのか・・?これについては引き続き、追って解明していこう!

そして、もう一つの気になるポイントが「紅葉」なのだ。ハス池に佇む「蓮池弁財尊天(はすいけ べんざいそんてん)」のシンボルでもある1本の木。上記写真を見ると、昨年(2022年)9月の紅葉時期に撮影したものと、現在(2023年)6月の木の状態がやや似ていることがわかる。現在、薄っすらだが木の上部から赤茶色の色合いが感じられる状態だ。夏前にもかかわらず、すでに紅葉が始まっているのではないか?と思われる状態だ。もちろん木の種類によっては様々な時期に色の変化が起こるものも存在する。そのため、これが紅葉だとは言い切れないのだが、非常に気になる部分だ!皆さんにも実際に現地でご覧いただきたい。

最後に、ハス池では小さな水の生き物も共に暮らしているので、目を凝らしてよーく水面を見つめると、時折小さな魚の大群衆が水面に現れることもあるぞ。探してみよう!
このハス池は、色々と観察してみると意外と多くの面白いポイントが存在する。少し地味な印象があるが季節の訪れを感じさせてくれる、とても素敵な場所の一つだ。週末のお休みにでもカメラを抱えて、ハス池で素敵な1枚を撮影してみてはいかがだろうか?おすすめスポットだぞ。

名称:蓮池弁財尊天(はすいけ べんざいそんてん)のハス池
住所:宮城県宮城郡松島町松島町内(※瑞巌寺前を通過した奥にハス池があります)

フリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

Molly Chiba|日本出身|2022年2月からフリーランスのライターとして独立。日本と英国を拠点に活動中。日本国内の地域ニュースやコラムのほかに、日・英のサッカーに関するコラムを『Football Tribe Japan』に執筆中。2024年8月の「地域クリエイターMVA(Most Valuable Article)」を受賞。珈琲と自然と動物が好きです。

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