「20代で250本塁打」の選手は通算何本のホームランを打ったのか。山田哲人は29歳8ヵ月で到達
4月2日、山田哲人(東京ヤクルト・スワローズ)は、250本目のホームランを打った。昨年6月19日の坂本勇人(読売ジャイアンツ)に続く、史上66人目。20代で到達したのは、29歳11ヵ月29歳8ヵ月の山田が13人目だ。
13人中、山田を含む10人は、高校からプロ入りした。長池徳二/徳士(250本目=29歳6ヵ月)と田淵幸一(29歳11ヵ月)の2人は、法政大出身。大杉勝男(28歳5ヵ月)は、高校から社会人(丸井)を経て、東映フライヤーズに入団した。
現役選手の山田を除く12人の通算本塁打は、500本以上が4人、400本台が5人、400本未満が3人だ。ただ、彼らのなかで最も少ない332本塁打の松井秀喜(26歳10ヵ月)は、メジャーリーグで175本のホームランを打っている。それを合わせると、松井の通算本塁打は507本。それぞれの人数は、5人、5人、2人とすべきだろう。
この場合、20代で250本塁打に到達し、通算400本以上のホームランを打った選手の割合は83.3%(12人中10人)となる。450本塁打以上――250本+200本以上――も、半数を超える。8人がそうなので、3分の2の66.7%だ。
一方、山田が250本目のホームランを打ったのは、1203試合目だ。こちらは、トップ20にも入らない。1000試合未満で到達は、733試合目のラルフ・ブライアントとアレックス・カブレラを筆頭に、10人を数える。現役選手では、995試合目の中村剛也(埼玉西武ライオンズ)がそうだ。ちなみに、松井は1000試合目、坂本は1826試合目だった。
とはいえ、来シーズン中にも、山田は通算本塁打の球団記録を更新するだろう。池山隆寛の304本塁打までは、あと54本だ。池山と山田の間に位置する、球団2位のウラディミール・バレンティンは288本塁打(他に福岡ソフトバンク・ホークスで13本)。山田のシーズン最多は2015年と2016年の38本塁打だが、今シーズン、ここから38本のホームランを打ち、40本の大台に乗せれば、バレンティンと並び、球団2位となる。
各球団の通算本塁打トップ3については、こちらで書いた。