飲めてしまえそうな瑞々しさ!あんこたっぷり「玄米団子つぶあん」ほんのり香ばしいお団子の歯ごたえも抜群
皆さんの周りに、商店街はありますか?今お住いの近くにはなくとも、地元にはあったという方もいらっしゃることでしょう。
シャッター街、心苦しくもという言葉が存在しているように物寂しい名ばかりの商店街もありますが、近隣に住まう方や利用する方々を通じて盛り上げていこうとする商店街も沢山!その中のひとつが、JR阿佐ヶ谷駅前に伸びる阿佐ヶ谷パールセンター商店街。東京駅から中央線で直通約22分、観光地というよりも街歩きに適しているような、アットホームな東京の一面を感じられる町です。
その商店街の入り口に本店を構えるのが「釜人 鉢の木」さん(以下、鉢の木さん)。創業1952年の街の和菓子屋さんではありますが、都内百貨店のポップアップイベントなどにも出店するほど根強い人気のあるお店です。
お店は阿佐ヶ谷の本店と経堂店とふたつあるのですが、今回は本店限定の名物団子から「玄米団子つぶあん」をご紹介。
団子三兄弟ならぬ四つ子ちゃんスタイル。一口サイズのお団子は、伊勢ひかりというあっさりとしてしこしことした歯応えが特徴のお米を自家製粉して作っているそう。更にそこに玄米粉を加えることにより、一般的なお団子よりも香ばしさと玄米特有の甘味と歯ごたえが加わります。玄米粉が多くなりすぎてしまっても固くなってしまうので、そこは鉢の木さんならではの配合ならでは。
はぎれも良くコシもしっかりとしたお団子にたっぷりと乗せられているのは、北海道産大納言を炊いた粒餡。こんもりと盛り上げられた粒餡は、喉を鳴らして飲み干してしまえそうなほど瑞々しく、少し時間が経過するとその水分が滲み出てきてしまうほど。ほくほくとした旨味満載、それでいて時折舌の上でつぶれる小豆の粒や皮のシャキシャキとした食感も楽しめる素朴さ。
先に喉へ流れていってしまっても、玄米団子に素材本来の味わいがしっかりついているので、粒餡・粒餡とお団子・お団子だけの三段階の変化に出会うことができます。ちょっと口の端にあんこがついてしまうくらい、思い切って頬張ってみてはいかがでしょうか。
こちらの粒餡の玄米団子は本店限定となっております。店頭ではお醤油味のお団子が焼かれることもあり、その郷愁誘うにおいにつられて立ち寄ってしまうという方も…
お醤油、みたらし、つぶあんの三種類をおひとつずつ購入することもできるのが嬉しいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
柳谷ナオ
<釜人鉢の木・阿佐ヶ谷本店>
公式サイト(外部リンク)
東京都杉並区阿佐ヶ谷南2-15-4
03-3311-6917
9時~19時
年中無休