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書初め言霊パワースポット。年始の「代々木八幡宮」の密かな愉しみ。

Luna Subitowriter editor(東京都渋谷区)

代々木八幡宮の初詣は早朝に行くと
密を避けてゆったり参拝できます。

参拝の際に見逃せないのが「児童書初め展」です。
参道にずらっと張り出された近隣の小学生たちの
書初めの文字は実に味わい深く
いうなれば、書初めの言霊パワースポット。
これを私は毎年密かに愉しみにしているのです。

元旦~1月10日まで参道の両端に張り出される書初め。参道で並ぶときも、書初めを眺めていると退屈しません。
元旦~1月10日まで参道の両端に張り出される書初め。参道で並ぶときも、書初めを眺めていると退屈しません。

「希望の朝」「新春の光」「早春の空」…
字面を眺めているだけで清々しい気分に。
言霊の力ってすごい。スマホやPCで簡単に文字が
書ける時代だからこそ書初めが心に沁みます。

こちらは呪文のように続く無限「夢の実現」ロード!
もはやこの前を歩くだけでどんな夢も叶っちゃいそう!!

「書は人なり文字は人となり」といいますが
同じ「夢の実現」でも多種多様。

宮司賞の超個性的な「夢の実現」(中央)。どんな夢なのかなあ…などと妄想するのも愉しく
宮司賞の超個性的な「夢の実現」(中央)。どんな夢なのかなあ…などと妄想するのも愉しく

参道の書初めに朝の木漏れ日がきらきら。
清らかな言霊から放たれる澄んだ光のよう。

「平和の光」の周りで輝く光にちょっとうるっ。
「平和の光」の周りで輝く光にちょっとうるっ。

「緑の大地」の間に忽然と現れる
エネルギッシュな「生命の神秘」。どーん!

「生命の神秘」は先生の文字みたいに達筆ですね!
「生命の神秘」は先生の文字みたいに達筆ですね!

そもそも漢字は絵から形成された象形文字なので、
文字を見ると、そのけしきもふうっと立ちのぼってくるような気がします。

ちなみに、書初めのルーツは平安時代の宮中行事。
江戸時代以降、年始に初めて汲んだ水で墨をすって
詩歌をしたためる風習が庶民に広まったようです。

デジタルツールの文字に触れることが圧倒的に多い
今の時代だからこそ、超アナログな墨文字の豊かさに
魂をつかまれるのかもしれません。

児童書初め展を堪能した後は参拝して御守り選び。
代々木八幡宮の御守りや絵馬はかわいいデザインが多いので、見ているだけでも楽しいなあ。

代々木八幡宮定番の招き猫の絵馬(右)に、今年は干支の寅の威を借る?絵馬も登場(中央)。そのまんま猫をかぶっているようにも見えますが…猫好きな私としてはう猫属尽くしでうれしい限り。
代々木八幡宮定番の招き猫の絵馬(右)に、今年は干支の寅の威を借る?絵馬も登場(中央)。そのまんま猫をかぶっているようにも見えますが…猫好きな私としてはう猫属尽くしでうれしい限り。

2022年はこちらのお守りを選びました。

右上は金色の龍が水晶を抱えた幸福の御守り。水晶をひしっと抱えた手がかわいい。 右下は今年の干支・寅の木彫り守り。健康の御守りだそう。 左は鳩みくじ (七色あり、おみくじを開けるまでどの色の鳩か分かりません。今年引いたのは目標達成・社交円満のご利益がある青鳩さんでした)
右上は金色の龍が水晶を抱えた幸福の御守り。水晶をひしっと抱えた手がかわいい。 右下は今年の干支・寅の木彫り守り。健康の御守りだそう。 左は鳩みくじ (七色あり、おみくじを開けるまでどの色の鳩か分かりません。今年引いたのは目標達成・社交円満のご利益がある青鳩さんでした)

早朝は混雑していないので、空気もすごく清浄。
境内の至るところにきらめく木漏れ日も、
はっとするほど美しく。

境内をゆっくり散策するなら
ちょっと早起きして早朝にぜひ。

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「児童書初め展」は元旦~1月10日まで
代々木八幡宮
http://www.yoyogihachimangu.or.jp/
東京都渋谷区代々木5-1-1
TEL/FAX 03-3466-2012
社務所電話受付時間:午前9時~午後5時 (ご祈祷の受付は午後4時半まで) 
※「お焚き上げ」は社務所で年中受け付けてくれます。
去年のしめ飾りをはじめ、他の神社のお守りもなども受け付けてもらえますが、ぬいぐるみや人形などを持ち込むのはやめましょう。

writer editor(東京都渋谷区)

奥渋在住20余年。旅、アート、インテリア、ウエルネス、映画、猫など多様なメディアに携わる文筆家。

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