買い物は週1まとめ買い 食費節約でお金が劇的に貯まる
テレワークから家族3食の食事代がかさみ、自炊代が上がったという人も多いでしょう。総務省の家計調査(二人以上世帯)を見ると、4月に関しては食費全体が下がったものの、5月6月の食費に関しては1月から3月と比べてもあまり変わらなくなりました。
内訳をみると、外食代は下がったものの、家庭内で消費をする酒類、コーヒーなどの嗜好品などは上昇をしています。
詳細は総務省家計調査より
変動費である食費は支出のうちのざっくりと25%程度という大きな割合を占めます。今回は買い物の仕方を変えることによる食費の節約術をご紹介します。
スーパーに行く回数を減らす
感染症対策の面からも金銭的にもスーパーに行く回数を減らすことをオススメします。なぜなら、スーパーに行くと、視覚、嗅覚、味覚(現在は試食など少ないかもしれませんが)、聴覚(店内放送)などありとあらゆる感覚を誘惑されることになるからです。スーパーに行く回数が増えれば、当然、買う予定のなかった物を特売やレジ脇で見て購入する回数も増えます。できればスーパーに行く回数を減らし、どうしても行かなければならない時は空腹時には行かないことです。空腹時には頭がよく働かなくなるのでキャンディー1つを口に入れる等の工夫をしましょう。また、できれば子供を連れて行かずに一人で必要なものだけを買い、さっと用をすませることです。
ネットスーパーの活用
そしてできればネットスーパーを活用しましょう。ネットスーパーを利用する際には一旦カートに入れるのでいくら買おうとしているのかが事前に分かります。私はスーパーに行く際にも必ずざっくりと暗算で計算をしていますが、買い物の件数が多いと大変です。そろばんが得意ではない人はなかなか難しいでしょう。ネットスーパーであれば自動で計算をしてくれるので間違いはありません。
また、冷蔵庫の中身を入れながら在庫の確認ができます。たくさん買い過ぎてしまい食品を廃棄するという問題が日本でもまだあるようです。廃棄をできる限りゼロにしましょう。週1の買い物を心がけることで、4日目くらいにスーパーに行きたくなるのをグッと堪えます。私はそういう時は冷蔵庫や冷凍室の端に眠っている食材を活用させてあるもので作るようにしています。6日間開けることによって、冷蔵庫の在庫はかなり減るので、そうしたら新しい在庫を並べます。その際にも必ず、古い物を手前に出して、古いものから使うようにします。
卵、牛乳など毎週買うものはサービスがある場合は定期配送にしてもよいでしょう。そうすれば、買い忘れることもありません。毎週必ず注文をするセットを作っておいてもよいでしょう。共働きをしている夫婦もひとつ仕事を簡易化させることができ、より仕事や子育てに割く時間ができるようになります。週末に買い出しに行くガソリン代や時間も節約できますね。まとめて注文をすると送料無料サービスも多いからです。
ネットスーパーの利点として、買い物の時間の短縮とともに、節約効果もあります。週1回の買い物の際に予算を作るようにして、カートのお会計の予算を守るなどをしやすいからです。
食費の目安金額は 手取り月収の20%程度
例えば、自炊費が月6万円なら、週1万5000円の予算になります。スーパーで気が向いた時に気が向いた物を購入していると予算管理が非常に難しいですが、週1で管理をすることによって予算管理が容易になります。食費の予算の目安として、手取り月収の20%前後と考えましょう。これは外食費を含んだ目安です。
手取りが35万円の場合、月7万円程度。外食費が1万円から、自炊分は約6万円ということです。私自身も家族で自宅で3食(子供はお弁当)というのが4月から約半年続いています。その間、夜に外食をしたのは3回だけです(2度は記念日)。ランチも月に数回です。それくらい外食の頻度が減ると、外食に行くだけでも特別感があってより有意義になりました。つまり、かけたお金に対して、非常に満足度の高い支出になっているということです。お金を使う面で、たまに贅沢をする方が特別感があって満足度が高いという効果があります。反面、外食が続くと、どんなに贅沢な食事でも当たり前となって価値が薄れてしまいます。限られたお金を利用して満足度の高い消費生活を送りたいものです。