芝桜満開の羊山公園近くにある秩父のソウルフード! ブランドネギを一杯に1本半使うラーメン「珍達そば」
埼玉県秩父市。
秩父のシンボル・武甲山の麓にある羊山公園の「芝桜の丘」には4月中旬から芝桜が咲きほこり、5月の連休までふわふわの花じゅうたんを見ることができる。毎年多くの観光客が訪れる春の名所である。
色とりどりの芝桜が植栽されており、植栽面積は約17,600平方メートル、40万株以上と関東有数の規模を誇る。
そんな秩父に、昭和28年創業のソウルフード的なお店がある。「珍達そば」である。
羊山公園の最寄りでもある秩父鉄道・御花畑(芝桜)駅からすぐのところにある。開店の11時から行列のできる人気店だ。
看板メニューは店名にもなっている「珍達そば」。
丼を覆いつくすネギは迫力十分。生の輪切りのネギや白髪ネギが乗っているネギラーメンはよくあるが、こんなに煮込まれたネギがたくさん乗っているラーメンは大変珍しい。
このネギがとにかく美味しい。
これが埼玉県本庄市の農家から仕入れているブランドネギ「土男ネギ」だ。利根川に沿ったこのエリアは土質が良く、ネギ栽培に適しているのだという。市場でも高値のつく「土男ネギ」を一杯につき1本半使うという贅沢な一杯なのだ。
ネギは大きめながらトロッとしていて美味しい。
ごま油で豚バラ肉と一緒に一度炒めてから、スープとタレを入れて煮込んで作る。ネギにスープがしっかり染み込み、ごま油の香りがこれまた癖になる。
麺量もたっぷりだ。麺は細めながらモチモチの食感が特徴。スープが熱々なので食べるのに時間がかかるが、ゆっくり食べても伸びない珍しい麺だ。
一度食べると忘れられない一杯にはたくさんのファンがいる。
羊山公園にお出かけの際はぜひ立ち寄ってみてほしい。
珍達そば
埼玉県秩父市東町23-4
※写真はすべて筆者による撮影