博多らしさのある豚骨醤油らーめん

豚骨＆鶏のお出汁のダブルスープに、九州醤油の甘めなカエシをバランスよく使用した逸品は、まろやかな味わいでありながらも、どこか粗々しさと深みのある個性。最終的には博多らしい一杯の「豚骨醤油らーめん」に仕上がっている。

合わせる麺は、細ストレートの平打ち麺。豚骨と醤油の好バランスのスープとの相性も抜群によく、どこか昔懐かしい醤油のカエシの強い博多ラーメンの起源とされる名店の味わいを想起させるような素晴らしい逸品に仕上がっている。チャーシューも想像の斜め上の本気の美味しさ。シャキシャキとしたネギの食感も程よい。また卓上にあるニンニクとコショウを少々入れると深みのある美味しい味変になるけど、これは初めの一杯はそのままで、替玉時にガラッと味変させるのがベストなのかもしれない。

この日は、昨年の開業以来の訪問で、1年ぶりになる〈ウチダヤ｜INDAHOUSE〉。前回食べたのはウチダヤのメインラーメン「博多豚骨醤油らーめん」。それは、その名の通り豚骨と醤油が見事に調和した絶妙なバランスの一杯。スープは濃厚ながらも、細ストレートの平打ち麺との相性もよく、麺の硬さを「カタ」にした時の歯応えも抜群にいい食感。濃厚なスープとの絡み具合を楽しめる逸品だった。

初のフラッグシップ麺「乱舞」と対面

さて、入って左手奥にある券売機前。選択したのフラッグシップ麺になる「乱舞」を発券し、長いカウンター席のみの店内の一番左端に着席し、待つことしばし。

配膳された一杯は、まず見た目の美しさに目を奪われる。ひと通り写真を撮り終え、豚骨ベースの醤油のカエシの効いたスープを一口。その後、細ストレートの平打ち麺をスープとともに啜ると、その美味しさが只者ではないことに気づかされる。

薔薇状に施された特製の釜焼豚チャーシューは、外側から一枚一枚、丁寧に剥がしつつスープと一緒に絡めながらいただくと、しっとりとした香ばしさを纏う秀逸な逸品。その旨さの虜になり至福のひと時が訪れる。大変美味しくいただきました。

老若男女どなたにでもハマる魅力

ウチダヤの営業時間は11時から24時までの通し営業。立地的にも一日中、ひと通りが絶えることのない場所なので、昼夜を問わず安心して立ち寄りやすいので博多駅に寄られる機会があれば、ぜひ一度ご体験ください。

博多豚骨醤油らーめん ウチダヤ｜INDAHOUSE