「30-30&10三塁打」はこれまで3人だけ。この選手はホームランと三塁打があと2本ずつで到達
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1シーズンにホームランと盗塁がどちらも30以上の「30-30」を達成した選手は、今シーズンが4年ぶりの2度目のロナルド・アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス)を含め、延べ66人を数える。
現時点で、67人目の「30-30」に最も近いのは、ボビー・ウィットJr.(カンザスシティ・ロイヤルズ)だ。28本塁打と39盗塁なので、ホームランをあと2本打つと「30-30」となる。
ウィットJr.は、三塁打も多い。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)と並び、ア・リーグ最多の8本を記録している。二桁までは、あと2本だ。
「30-30」のシーズンに三塁打5本以上は、延べ24人。そのなかに、二桁の三塁打は3人しかいない。1922年のケン・ウィリアムズ――史上初の「30-30」――が11本、1957年のウィリー・メイズと2007年のジミー・ロリンズは20本だ。
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ただ、今シーズン、「30-30&10三塁打」を達成するかもしれない選手は、ウィットJr.だけではない。コービン・キャロル(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)は、24本塁打と42盗塁に、三塁打9本を記録している。ここから、ホームラン6本と三塁打1本を打つと、「30-30&10三塁打」となる。ちなみに、アクーニャJr.は、34本塁打と63盗塁、三塁打3本だ。
一方、「30-30」の達成者のうち、1988年のホゼ・カンセコ――史上初の「40-40」――と1999年のジェフ・バグウェルは、そのシーズンの三塁打が0本だった。
こちらは、カイル・タッカー(ヒューストン・アストロズ)が、3人目になり得る。ここまでは、26本塁打と26盗塁、三塁打は0本。最後に三塁打を打ったのは、昨年8月13日だ。
もっとも、タッカーは、短縮シーズンの2020年に、両リーグ最多の三塁打6本を記録している。この年、三塁打が5本以上の選手は、タッカー以外にいなかった。
【9/11:追記】
9月10日、タッカーは、シーズン1本目と2本目の三塁打を打った。2打席連続だ。