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【英会話】「The devil is in the details.」ってどんな意味?

番場直之英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

皆さんこんにちは。ForB(フォービー) Englishの番場です。本日は「The devil is in the details.」の意味を、例文を使いながらご説明します。そのまま訳すと、「悪魔は細部に宿る。」となりますが、実際はどんな意味で使われるのでしょうか。それでは例文を見てみましょう。

例文1

A: I’m planning to start my own business.
B: That’s great! But remember, the devil is in the details. You need to carefully plan everything.

AさんがBさんに、「起業しようと思っているんだ。」と言いました。それに対してBさんは、「それは素晴らしい!でも忘れないで、 the devil is in the details. 全てを慎重に計画する必要があるね。」と言いました。

それでは次に例文2を見てみましょう。

例文2

A: I'm almost finished with the presentation material for the client meeting.
B: That's fast, but don't forget to double-check the financial data. The devil is in the details.

AさんがBさんに、「クライアントとの打ち合わせ用のプレゼン資料がもうすぐ完成しそうだよ。」と言いました。「material」はここでは「資料」という意味で使われています。それに対してBさんは、「それは早い、でも財務データの再確認を忘れないでね。 The devil is in the details.」と言いました。「double-check」は「二重のチェックをする、再確認する」、「financial」は「財務の」という意味ですね。

これらの会話から「The devil is in the details.」にはどんな意味があると考えられるでしょうか。

The devil is in the details. = Small mistakes or oversights in the details can cause serious problems.

The devil is in the details.」は、「Small mistakes or oversights in the details can cause serious problems.(小さなミスや細部の見落としが重大な問題を引き起こすことがある、細部が重要。)」という意味になります。何かを計画したり実行したりするときに、細部が重要であることを強調するために使われます。もともとは、「God is in the detail.(神は細部に宿る。)」という言葉から来ています。

例文1では、起業しようと思っているAさんに対して、Bさんが、「But remember, the devil is in the details. You need to carefully plan everything.(でも忘れないで、細部の見落としが重大な問題を引き起こすことがあるよ。全てを慎重に計画する必要があるね。)」と言っていました。

例文2では、プレゼン資料がもうすぐ完成するAさんに対して、Bさんが、「That's fast, but don't forget to double-check the financial data. The devil is in the details.(それは早い、でも財務データの再確認を忘れないでね。小さなミスが重大な問題を引き起こすことがあるよ。)」と言っていました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?「The devil is in the details.」は、「Small mistakes or oversights in the details can cause serious problems.(小さなミスや細部の見落としが重大な問題を引き起こすことがある、細部が重要。)」という意味でした。相手に細かな部分が重要だと伝えたいときに、「The devil is in the details.」と言ってみてください!この記事が皆さまの英語学習のお役に立てばうれしいです!

英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

英会話フォービー代表。明治大学理工学部卒業。システムエンジニアを経て、外資系コンサルティング会社勤務。一橋大学大学院にてMBAを取得し起業。TOEICは1999年から毎年受験し、受験回数は100回超。初受験の500点台から990点(満点)までスコアを上げる。現在、大学、企業、英会話スクールにて幅広い層の学習者を指導。また、語学教材の執筆、英語学習者向けYouTubeチャンネル「ForBenglish」(登録者数13万人)の運営を行う。

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