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帰って来た守護神が14試合連続無失点/マキノン(元西武)放出決定<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
14試合無失点のチョ・サンウ(写真:キウムヒーローズ)

9日のKBOリーグは2試合が雨で中止。3試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

キウムヒーローズ-ハンファイーグルス(コチョク)はキウムが2-3で1点を追う8回裏、3連続四球と相手のミスをきっかけに3点を挙げて逆転に成功。5-3として9回表の守りを迎えた。

キウムは抑えのチョ・サンウが3番手で登板。2安打を喫するも味方の好プレーが併殺打となってゲームセット。6セーブ目を挙げた。チョ・サンウは5月31日から続く無失点を14試合に伸ばした。

2020年にリーグトップの33セーブをマークしたチョ・サンウは、22年に入隊し今季が3シーズンぶりのプレー。登板を重ねるたびに徐々にかつての球威に戻り、140キロ台後半の直球とスライダーで相手打者を抑えている。

映像:9回表の併殺プレー(KBO公式YouTubeチャンネル)

◇7月9日(火)の結果

・LG 4 - 11 KIA(チャムシル)

 勝:ケリー

 敗:ネイル

・キウム 5 - 3 ハンファ(コチョク)

 勝:キム ソンミン

 敗:ファン ジュンソ

・SSG 7 - 4 ロッテ(インチョン)

 勝:ムン スンウォン

 敗:キム サンス

・KT 中 止 トゥサン(スウォン)

・サムスン 中 止 NC(テグ)

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「サムスンがマキノンを放出」

サムスンライオンズはデビッド・マキノン内野手(元西武)のウエーバー公示手続きを韓国野球委員会(KBO)に行った。マキノンは72試合に出場し打率2割9分4厘、36打点とチーム内上位の成績を残していたが、長打力を求められる中で4本塁打は少ないとの判断に至った。サムスンは右の外野手の獲得を予定している。

(関連記事:元西武マキノンがサムスンで高い出塁能力を発揮 コーチのサポートと明るい同僚に囲まれチームに溶け込む)室井昌也 月に2回は韓情移入 スポニチアネックス

◆「ソウル市がドーム建設期間の代替球場決定」

ソウル特別市は昨年9月に発表したチャムシル球場の解体、ドーム球場建設に関連し、工事期間中(2027年から31年)の代替球場として隣接する競技場を改装して使用すると発表。KBOとチャムシル球場を本拠地とするLG、トゥサン両球団が以前から希望したプランに収まった。

(関連記事:ソウルの新ドーム球場建設期間の代替策が決まる サッカー、陸上競技場を野球場に転用。2027年から

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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