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兄弟が同じ日にサヨナラ本塁打を打たれる

宇根夏樹ベースボール・ライター
ジャクソン・メリル(サンディエゴ・パドレス)Aug 25, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 8月25日、アレクシス・ディアズ(シンシナティ・レッズ)は、1点差の9回裏に登板し、1死一塁からヤズマニ・グランダル(ピッツバーグ・パイレーツ)にホームランを打たれた。

 同じ日、エドウィン・ディアズ(ニューヨーク・メッツ)は、同点の9回裏に登板し、1死走者なしからジャクソン・メリル(サンディエゴ・パドレス)にホームランを打たれた。

 アレクシスとエドウィンは、弟と兄だ。ベースボール・リファレンスによると、兄弟揃って同じ日にサヨナラ本塁打を打たれたのは、彼らが初めてだという。

 この史上初は、兄弟のどちらもクローザーだからこそ起きた、という見方もできる。今シーズン、アレクシスは24セーブ、エドウィンは14セーブを挙げている。30セーブ以上のシーズンは、アレクシスが1度(2023年)、エドウィンは4度(2017~18年、2021~22年)を数える。

 2年前には、同じ日にセーブを挙げた史上3組目の兄弟となった。それについては、こちらで書いた。

「兄弟が同じ日にセーブを挙げる。史上3組目。過去の2組はどちらも1度きりだが…」

 今シーズン、同日の登板は、8月25日が20度目。そのうちの3度は、2人ともセーブを挙げた。どちらもセーブ失敗は、5月13日の1度。8月25日は、ともに負け投手となったが、エドウィンの登板はセーブ機会ではなかった。

 また、サヨナラかどうかを問わず、ディアズ兄弟が同じ日にホームランを打たれたのは、8月25日が初めてだ。アレクシスがメジャーデビューした、2022年も皆無。昨シーズンは、エドウィンが登板していない(「WBCで右膝を痛めてシーズンを棒に振る、クローザーの「年俸」と「代役」はどうなる!?」)。

 ちなみに、ディアズ兄弟の両方からホームランを打っているのは、ホアン・ソト(ニューヨーク・ヤンキース)だけだ。ワシントン・ナショナルズ時代に、兄のエドウィンから2本塁打、弟のアレクシスから1本塁打を記録した。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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