JR北海道2024年3月ダイヤ改正の準備を追う!「千歳南線(南千歳ー沼ノ端)」
JR北海道は2024年3月16日のダイヤ改正で、
千歳~苫小牧間には普通列車を毎時1本程度運転とします。(一部列車は737系電車で室蘭方面と直通し、千歳~苫小牧間ではワンマン運転となります)
と発表(外部リンク)。
現在室蘭本線・苫小牧ー室蘭の主力で、札幌発着でも1往復運行中の2023年5月19日から営業運転が始まった737系電車が、更に千歳ー沼ノ端(千歳線は沼ノ端まで)でも増発ということです。
鉄道ファンの反応が鈍く、737系電車の増備状況から驚かない人が多め。しかしJR北海道で最も賑やかな千歳線内で、空港直通列車が走らない南千歳ー沼ノ端「千歳南線」の途中駅は無人駅しかなく、かつては駅が廃止され信号場になった美々駅の例もある区間です。函館本線・岩見沢ー滝川の737系電車ワンマン運転開始より地味かなと思い、ワンマン化準備を見ようと列車に乗りました。
737系電車デビュー直後の様子や車内の仕様については、
2023年5月20日デビュー!JR北海道737系電車に早速乗ってみた
をご覧ください。
植苗駅
千歳南線では唯一の中間駅。普通列車に乗ってホームを確認すればいいと思いました。ワンマン運転で欠かせない駅の設備といえば、ホームミラー。運転士がホームの状況を運転席から発車時確認する時に使います。
ホームを上り下りとも下り普通列車で確認。
訪問日(1月19日)当時、ホームミラーはありませんでした。
ちなみに1月の別の日、新たにワンマン電車が走る函館本線・岩見沢ー滝川の普通列車に夜乗った時は、峰延・光珠内・美唄・茶志内・奈井江・豊沼・砂川の全駅にホームミラーが設置済。千歳南線は雪が少ないので先かなと思って後にしました。
沼ノ端駅
沼ノ端駅は室蘭本線にあり、千歳線が合流する駅。沼ノ端駅に停車する旅客列車は、全て苫小牧駅にも停車します。沼ノ端駅では降りてみました。
植苗駅と同様、ホームミラーを確認します。
室蘭本線・苫小牧ー追分ー岩見沢が先にワンマン化され、千歳線(南千歳方面)・室蘭本線(岩見沢方面)両方の旅客列車が走る3番ホームには既にホームミラーがあります。
室蘭本線上り(岩見沢・追分発苫小牧行)が停まる2番ホームにはもちろんホームミラーがありますが、
南千歳方面からの直通列車のほとんどが走る1番ホームにはホームミラーはありませんでした。
沼ノ端駅発車時刻表の写真に、苫小牧方面・1番ホームに停まる普通列車に赤丸を付けてみました。
訪問日(1月19日)から後に工事かなと思って別の訪問先へ。
苫小牧駅発着721系・731系・733系電車が少なくなる!
苫小牧駅発着721系・731系・733系電車が少なくなる!当たり前のように乗っている3両編成の721系、731系、733系電車での普通列車が、減便されるということでしょう。(735系電車は2編成しかなく、苫小牧方面を走る機会がもっとレア)
札幌圏でこの行先表示が珍しいものになるかもしれません。
まとめ
1.737系ワンマン電車を千歳南線(南千歳ー沼ノ端)に導入する場合、ホームミラーが植苗に新設、沼ノ端駅では増備する必要ありだが、1月19日現在ではまだ。
2.3両編成の札幌圏普通電車・721系、731系、735系車両が千歳南線で走る機会が減少する。
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