2023年5月20日デビュー!JR北海道737系電車に早速乗ってみた
JR北海道は2023年5月20日(土)、室蘭本線・苫小牧ー室蘭を中心にダイヤ改正を実施(外部リンク)。737系新型電車がデビューしました。
737系電車は特急並の最高速度120km/hを誇り、これまでの気動車より加速が良くなっています。平均9分・最大17分(苫小牧ー東室蘭)も短縮。また1日1往復する札幌ー東室蘭直通普通列車も737系電車に変更されています。
デビューの翌21日、JR札幌駅を静かに発車!キハ143形「最終普通列車」東室蘭行き後の列車に札幌駅から乗車し白老駅まで向かいました。737系電車はどんな車両であり、どうして白老駅で降りてしまったのかを記していきます。
手稲から回送!札幌発東室蘭行普通
2023年5月19日まで札幌朝6:18発普通列車は、キハ143形が苗穂運転所を札幌市内での車庫としていたので、苗穂から札幌へ回送されていました。しかし737系電車は札幌市手稲区にある札幌運転所配属。手稲駅から回送開始に変更。
しかも数少なくなったキハ40気動車で走る旭川行普通列車の次に発車するのです!発車時刻も6:21になりました。
なお737系電車、デザインが似ているのはH100形気動車ではないでしょうか?
JR北海道初のワンマン運転"電車"!
JR北海道のワンマン運転は既に一部の気動車普通・快速で実施済ですが、電車では737系が初めてとなります。
またワンマン運転しない場合、札幌ー苫小牧運転時の行先表示は単純ですが、
ワンマン運転時の行先表示は「ワンマン 前乗・前降」と記されます。
車内はロングシート!バリアフリーも
737系電車の車内でキハ143形と大きく異なる点、1点目はオールロングシートである所です。
主に札幌圏で走る731系、735系電車とほぼ同じで、混雑時を考えたものですが、キハ143形との違いに地元の利用者は最初戸惑うかもしれません。
トイレは札幌寄り車両の連結部付近に1か所。
トイレは体が不自由な人が利用しやすい造りです。
大きく異なる点2点目は、車両中央に車椅子とベビーカーのスペースがあることです。
しかし737系電車は乗車人数が比較的少ない区間とはいえ、一般的に体が不自由な人や支援団体・介助者はドア付近の乗降しやすい場所に注目します。このスペースについては関係者の意見が分かれるかもしれません。
白老駅案内表示で737系表記登場!
さて私は札幌から終点の東室蘭まで行かず、途中の白老で降りました。
737系電車に乗った後の行動以外に、白老駅下車した理由は下記の駅発車案内板を見たかったからです。
南側にある駅舎以外に737系が表示される発車案内板が他にないか探してみました。すると、連絡通路にある臨時改札入口にある案内板にも737系が。
デビューしてすぐなので、注目しちゃいました。
苫小牧駅で新旧並んでいたけど…
白老駅からは9:04発普通列車(737系電車)で苫小牧駅へ。
苫小牧駅に着くと駅北側にある線路に別の737系電車1編成が停まっていました。
別の場所から737系編成を撮影すると、5月19日まで活躍したキハ143形が。
室蘭本線で活躍したキハ143形は5編成10両でしたが、うち4編成8両が苫小牧にありました。
737系電車の営業運転が始まりましたが、キハ143形が今後どうなるかも気になります。
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