キハ40からH100形にチェンジ!札幌朝一発・旭川行普通列車に早速乗ってみた
JR北海道は2024年3月16日のダイヤ改正で、札幌朝一発・旭川行普通列車(気動車で運転)を、キハ40からH100に置き換え(外部リンク)ました。
ダイヤ改正前にはキハ40引退を惜しむ鉄道ファンが多く乗車したのですが、現在のH100での運転に注目する鉄道ファンは少ない状況。
そこでダイヤ改正から1週間経過した普通列車に乗ってみました。前回のダイヤより時刻が若干変わっていますが、基本路線はほとんどそのまま。車両が変わった所に注目し、今後乗車するファンが増えて欲しいと思い、乗車記を書いてみました。
1.札幌朝6時発車
JR札幌駅は朝5:15頃開門、5:40から改札口がオープン。札幌朝一発旭川行普通気動車列車(今回のダイヤから921D)はこれまで5:54札幌発でしたが、今回6:00発に変更。
5:47に苗穂運転所からH100が2両で回送されてきました。
H100は最初からワンマン運転対応で製造されています。
乗車当日驚いたのが、旭川運転所所属のH100でなく、苗穂運転所所属のH100が割り当てられていたこと。
この普通列車、前回のダイヤでは旭川運転所配属のキハ40などが、苗穂工場で整備後旭川に戻す目的もある営業運転でした。ところが当日は何と苗穂運転所所属の車両。
なので車内の掲示物を見ると、山線(函館本線・小樽ー長万部)仕様。あれ旭川運転所所属のH100の整備で今回は送り込みはなし?と思う状況でした。
運用状況を今後ともに注目しながらで良いと思いますが、山線の一部列車は利用増のため本来H100で運転する列車をキハ201系で急きょ運転したり、H100を増結している日や列車がある場合も。
この部分だけに注目すると、921DにH100苗穂車両を使わずに山線の増結をもっと進めよと考える山線利用者や一部鉄道ファンが思うかもしれません。
列車は6時に発車。同じ時刻に発車する函館行き特急北斗2号と苗穂駅手前まで並走します。
岩見沢駅まで各駅に停車し、この間は車掌が乗務します。当日は筆者の様な鉄道ファンは5人程度で、あとは地元利用者でした。
2.岩見沢6:50~6:57停車・ワンマン運転開始
列車は岩見沢まで各駅に停まりながら進みます。岩見沢に到着すると車掌の乗務は終了。なお運転士は札幌から旭川まで担当します。
2024年3月改正では、新たに岩見沢ー滝川間の普通列車でもワンマン運転が開始されました。前回のダイヤでは、車掌は滝川まで乗務だった点が変更されています。
岩見沢では7分停車し、後から札幌駅を出発した旭川行特急ライラック1号に抜かれます。
岩見沢ー滝川ワンマン運転開始により、岩見沢駅でも函館本線側のホームにもワンマン運転用ミラーが設置されました。
岩見沢からはワンマン運転。運転室後ろの掲示板は運賃表示になります。
3.滝川7:44~7:54停車
列車は滝川に到着。ここで10分停車します。
滝川では網走行き特急オホーツク1号に抜かれます。
2024年3月ダイヤ改正では新たに石北本線と釧網本線の普通・快速列車が全てH100に変更され(石北本線・旭川ー上川は大部分H100で運行していた)ていますが、根室本線・滝川ー東鹿越ではまだキハ40が活躍します。なお根室本線・富良野ー東鹿越は3月31日に鉄道営業が終了。
滝川のホームや引込線ではまだキハ40の姿を見る事が出来ます。
4.深川8:16~8:24停車
列車は深川に到着。ここで8分停車します。
深川では旭川行き特急ライラック3号に抜かれます。
ライラック3号の後を追う様にラストスパートしていきます。
5.旭川8:51着
札幌から2時間51分の旅が終わり、旭川に到着。
函館本線・岩見沢ー旭川はICカード・Kitaca利用開始が広く宣伝され、確かに便利になりました。しかし同時に岩見沢ー滝川で新たにワンマン運転が始まった事については扱いが小さい状況。この点は近日別記事で詳しく取り上げる予定です。
ここまでご覧下さり、ありがとうございました。
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