史上最高の天の川画像!10TBの容量に、33億個の恒星が映った最新データがヤバイ
どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。
今回は「天の川の最新最高解像度映像がヤバすぎる」というテーマで動画をお送りしていきます。
●最新の最高画質天の川画像
1月18日とつい先日、チリのセロ・トロロ汎米天文台にあるダークエネルギーの探査を目的としたカメラが赤外線と可視光で撮影した、天の川の過去最大の観測データが公開されました。
天の川とは、地球が属する天の川銀河の中心部領域です。
天の川銀河は円盤のような形状をしているため、地球がある円盤内部から銀河中心部方向を見ると、天の川のように線状に見えます。
膨大な数の天体が存在する銀河中心部方向を撮影した新公開の観測データには、実に約33億2000万個もの天体が含まれていて、その容量は10TB(10000GB)以上になるそうです。
新公開の観測データの範囲はすさまじく、全天の6.5%、満月の面積の13000倍という超広範囲にわたって広がるデータとなっています。
データの一部分を拡大した領域ですら膨大な数の星が含まれており、この後すぐに見ていく実際のデータではさらに圧倒的な解像度で個々の星々が映っています。
では実際に公開されていたデータを見ていきましょう!
銀河中心部ほど赤みがかって見えるのは、中心部ほど多く存在する塵の雲などに可視光が遮られるためです。
赤外線はそれらを透過するので、中心部ほど赤が優勢になります。
銀河中心部方向の観測困難な「銀河面吸収帯」と呼ばれる全天の10-20%の領域は、未だにその背後の深宇宙に何があるのかよくわかっていません。
こちらのデータはこちらのURLから誰でも無料で楽しめるので、興味がある方はぜひご自身でご覧になってみてください!