間もなくゴング! 無敗のスーパーミドル級の潰し合い
SHOWTIMEが期待の若手を売り出す番組「THE NEW GENERATION」の興行が、今日ペンシルバニア州ベスレヘムで催される。
メインイベントに選ばれたのは14戦全勝8KOのショーン・ヘンフィルと、11戦全勝8KOのデビッド・スティーブンス。負け知らずのスーパーミドル級同士が、8回戦でぶつかる。
前日計量をヘンフィルは166パウンドで、スティーブンスは165.7パウンドでパスした。
ハリケーン・カトリーナの被災者となった過去を持つ、ヘンフィルはコメントした。
「このチャンスは本当に望んでいたものです。経験や成熟度で、私の方が有利だと思います。彼は11戦、自分は14戦と、それほど大きな差はありません。が、プロやアマチュアで戦ってきた様々な私のスタイルが大いに役立つと思っています。身長とリーチのアドバンテージ、そして私を支え、サポートしてくれるチームも力になります。
バディ・マクガート(2階級制覇王者)がトレーナーとして加わったことで、自分を成長させてくれました。ジャブを使い、つま先立ちで角度をつけることで、ディフェンス力が向上しました。バディは私にとってベストな戦い方を続けるよう、そして常にシャープであるよう、さまざまな戦略やテクニックを教えてくれます。
私の最大の特長のひとつは、身長とリーチ、そしてフットワークです。ジャブで先手を取り、あらゆる局面でコンビネーションを仕掛けたいですね。それが仕事ですよ。
スティーブンスは前に出てくるでしょう。自分も打ち合いには応じます。彼がパワーショットを狙うことを予想しています。ニューヨークで2週間、フロリダで2週間、いろいろな選手とのスパーリングをこなして、いいキャンプとなりました。
彼は私がこれまで戦ってきた中で最高の相手であり、私のキャリアで最大の試合になりますね」
デビッド・スティーブンスも語った。
「テレビで、しかもメインイベントで戦えるということは、とても大きな意味がある。ただただ興奮しているし、準備万端だ。10オンスのグローブをはめると パワーが漲るよ。
正直、対戦相手の印象はあまりない。ヘンフィルは無敗記録を持つ男なので、負け方を教えなければならない。ヤツのパワーを軽視するつもりはないが、それが目立っていたわけでもない。
俺はプレッシャーをかけ続けるファイターだから、接近戦を挑むつもりだ。キャンプも、そうやって取り組んできた。ガンガン攻めるつもりだよ。
トレーナーのロニー・シールズは、俺に多くのことをもたらしてくれた。彼は自信を持たせてくれるんだ。神様のような存在だよ。ロニーは常に対戦相手の戦い方を知っている。1週間に5人とスパーリングすることもあったが、どんなタイプの相手にも対応できるよう準備してきた。
ロニーのおかげで、ボディブローやジャブの使い方を改めて学ぶことができた。ヘンフィルは足が長く、フットワークを使うのが好きなので、ボディを狙い、動きを鈍らせることでペースダウンさせるつもりだ。自分は12人兄弟の長男だから、弟たちの良いお手本にならなきゃね」
間もなくゴングが鳴る。生き残るのはどちらか。