【精神的幸福度1位のオランダに学ぶ】子どもに幸せになってほしいと思う親が心がけるべき5つのこと
親として、子どもには幸せになってほしいですよね。
実は、子どもの幸せと親の幸せはリンクしています。
ベネッセと東京大学の共同研究に、親子に「幸せ実感」について調査したものがあります。
自分は「幸せ」であると感じている子どもは、同じく親も「幸せ」と感じているということがわかりました。
結論、親が幸せであるなら子どもも幸せなのです。
親がイライラしているのと、幸せそうにしているの、どちらが子どもが安心して暮らせるか、考えるまでもないでしょう。
子どもの幸福度が低い?日本の実態とは
ユニセフの調査では、日本の子どもの精神的幸福度は、38カ国中37位とほぼ最下位となっています。
参考:子どもたちに影響する世界:先進国の子どもの幸福度を形作るものは何か
同じ調査で精神的幸福度において1位を獲得した国はオランダです。
世界有数の世論調査会社イプソスの幸福感調査で1位を獲得したのもオランダです。
多くの国民が幸せだと実感しているオランダから、子どもを幸せにする子育てについて学んでいきたいと思います。
オランダに学ぶ!子どもの幸福度をあげるための5つのこと
それでは、子どもの幸福度をあげるために大切な5つのことについて解説していきます。
1.子どもの選択を尊重する
子どもの決めたことには親は意見をはさみません。
自分で決めたことなので、責任も子ども自身にあります。
オランダでは、様々な選択の場面で「あなたはどうしたいの?」と自分の意見を問われます。
自分で決め、行動し、失敗を繰り返しながら成長していける環境にあるのです。
2.ワークライランスを整え、家族との時間を大切にする
オランダでは、多くの子育て世代がパートタイム労働をしています。
週に1度は「パパの日」という文化もあり、平日の昼間にパパと子どもたちで遊んでいる風景も当然です。
仕事のために生きているのではなく、自分と家族が幸せになるために働いているという価値観が大きな基盤としてあるのです。
3.多様性を認め合う
オランダはLGBT先進国であり、同性婚も認められています。
両親がどちらともママということも珍しくありません。
性的マイノリティの人々への差別も法律で禁止されています。
また、ベジタリアンや宗教の多様性も認め合っており、様々な価値観があって当然という環境で育っています。
国全体の雰囲気を変えることは難しくても、家庭内で多様性を認め合う姿勢でいることはとても大切です。
国や性別、性的マイノリティなどに対して、親が偏った見方をしないように心がけましょう。
4.ご飯は手料理に凝るよりシンプルなものにし、そのぶん親子の時間に充てる
日々の献立に頭を悩ませている日本人はとても多いと思います。
献立を考えることや、料理に時間を充てるのでなく、その時間を子どもとの楽しい時間に充てるという考え方をしています。
子育てに仕事に、家事にとすべてに全力で取り組んでいては、疲れてしまいますよね。
力を抜けるところは抜く、というのも幸福度をあげるために大切なことです。
5.親もひとりの時間を楽しむ日をつくる
親もひとりの人間です。
ひとりや、友達と楽しむ日ももうけることで、リフレッシュして日常に戻っていきます。
自分ひとりでも楽しめる趣味などを持つことで、子どもに対して過剰に干渉することもなくなるでしょう。
まとめ
大人も子どもも肩の力を抜いて過ごしていることが見えてきます。
「シャンパンタワーの法則」というものがあります。
自分を満たすことなく、人を満たそうとすることは不健全である、というものです。
自分自身が満たされないと、ストレスが溜まり、人間関係に悪影響を及ぼすでしょう。
自分の幸せとは何かを今一度考えて、実行することで、結果子どもの幸せにつながります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。