【イライラよさよなら】未就学児のきょうだい喧嘩が起きた時の年齢別対処法5つについて解説
毎日まいにち耳に入る子どもたちの喧嘩の声。
ただでさえ目まぐるしい日常を送っているのに、喧嘩が始まるとさらにイライラしますよね。
年齢別とシーン別に分け、喧嘩が起こった時の対応をまとめました。
下の子が2歳未満と幼い場合に意識すべき3つのポイント
下の子が幼い場合は、上の子に特に注意して対応するとよいでしょう。
大きく3つのポイントに絞って対応について解説してきます。
1.上の子の思いに共感し、助言をしてあげる
下の子が小さい場合、下の子が故意的にいたずらをすることはほとんどありません。
2歳未満は、自分以外の人の気持ちを想像するということは発達段階的に難しいです。
そのため、不意におもちゃを取ってしまったり、上の子の作った積み木やブロックを壊したり、髪の毛を引っ張ったりして怒らせてしまう、というパターンが多いでしょう。
まずは、上の子に対して「〇〇されて嫌だったね」「痛かったよね」と思いに共感します。
その後、おもちゃを取られて嫌だったのなら代わりの物を下の子に渡したり、違う場所で遊ぶことを提案してみましょう。
2.下の子を避難させる
上の子が頑なに自分の主張を曲げない時もあります。
その時は下の子を違うスペースへ移動して、距離を取らせましょう。
物理的に距離があくことで、上の子の気持ちも冷静になります。
3.日ごろから下の子のお世話を一緒にする
下の子が生まれて間もない時は、赤ちゃんに親を取られたと思ってしまいがちです。
基本的には上の子を優先させつつも、簡単なお世話をお願いするのもよい方法です。
注意点として、「お姉ちゃんなんだから優しくしてあげて当然」など行動を強要するのはやめましょう。
ひとりの人間として認めた上で、お世話をしてくれたら、感謝の気持ちを伝えていきます。
これにより、上の子の自己肯定感も育てられるでしょう。
また、下の子への愛情が生まれ、親と一緒に成長を喜んでくれるきっかけとなります。
下の子が2歳以上で自己主張ができる場合に意識すべき2つのポイント
下の子も2歳以上で自己主張ができる場合は、以下の2つのポイントについて意識してみましょう。
1.けんかは基本放置!
きょうだい喧嘩には、基本的に親は立ち入らないようにします。
喧嘩することで社会性を学んでいくためです。
手が出たり、危険なことをしたりせずおもちゃをとりあったり言いたいをしたりしている程度であれば、様子を見ながら反応しないようにしましょう。
2.喧嘩の審判をしない
きょうだい共に大きくなると、言葉で自分の主張を言えるようになります。
自分に都合のいいように親に言いつけにくる子もいるでしょう。
親が下手に介入し、どちらが悪いかジャッジしてしまうと、悪者にされた方の子どもが嫉妬心を持ちます。
そうなると、更に嫌なことをしてしまう悪循環におちいります。
喧嘩の報告をして来た場合は、嫌な気持ちに共感する程度にとどめ、喧嘩の審判にはならないことが大事です。
「ママは見ていなかったからわからないなあ」
「パパは、どっちの気持ちも分かるからどうすればいいか一緒に考えようか」
など、改善の方向で一緒に考えるのは一つの方法です。
ケガにつながりそうなときは?
ケガにつながりそうな場合は、止めに入りましょう。
理解がまだ幼いころは、「痛いことはだめ」と基本的なことを教えるようにします。
ある程度相手のことを考えられるようになれば、これをするとケガをしてしまうという可能性を伝えてあげましょう。
暴力は絶対に認めないという姿勢を貫くことが大切です。
まとめ
きょうだい喧嘩の対応について解説しました。
きょうだい喧嘩が始まると、こちらもイライラしてしまいますよね。
イライラが爆発する前に、お気に入りのお茶を飲んだり、リラックスできる音楽を聴いたりと、自分が少しでも気持ちを切り替えられるような対処法を用意しておきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。