iPhone 15に別の端末から直接データ転送で動かなくなるバグ。iOS 17.0.2へのアプデ必要
アップルが9月22日に発売したiPhone 15シリーズに、いままで使っていたiPhoneから直接データを転送して移行しようとすると、アップルのロゴが表示されたまま動かなくなるバグ(いわゆる文鎮化)が起きると一部で報告されています。
iOS 17に問題。iOS 17.0.2で修正へ
この問題はiOS 17がインストールされたiPhone 15シリーズの全モデルで起きており、現在利用中のiPhoneからiPhone 15へ移行する際に、データを直接転送しようとしている人は注意してください。
どうやらiOS 17に問題があるらしく、アップルは「設定中に別のiPhoneから直接データを転送できなくなることがある問題を修正する」iOS 17.0.2を配信しています。
また、アップルのパッチノートを読むかぎりではiOS 17にバグが含まれているとも読めるため、iOS 17をインストールしたiPhone 14や13などの過去のモデルでも直接データを移行すると文鎮化問題が起きる可能性があります。
所有している端末にiOS 17をインストールした方は、iOS 17.0.2(iPhone 14以前はiOS 17.0.1)にアップデートすることを忘れないようにしてください。
買ったばかりのiPhone 15のアップデート、どうやる?
ただ、この記事を読んでいる方が気になるのは「買ったばかりのiPhone 15にどうやってiOS 17.0.2をインストールするのか?」ということでしょう。
通常であれば最初のクイックスタート時にソフトウェアアップデートの案内が表示されるため、そこから自動でアップデートできます。
何らかの問題でそのような表示が出なかった場合でも、データを移行せずにiPhone 15のセットアップを行い、それからソフトウェアアップデートを実行すればiOS 17.0.2にアップデートできます。
iOS 17.0.2にアップデート後、iPhone 15を初期化してデータの移行を実行してください。
文鎮化してしまった場合はどうしたらいい?
すでに直接データ転送を実行してしまっており、手元のiPhone 15がアップルのロゴが表示されたまま動かなくなってしまった人は、以下の手順を実行すれば復旧できます。
- 新しい iPhone をコンピュータにケーブルで接続します。
- 音量を上げるボタンを押して、すぐに放します。音量を下げるボタンを押してすぐに放します。続いて、サイドボタンを長押しします。
- Apple ロゴが表示されてもそのままで、コンピュータとケーブルの画像が表示されるまで押し続けます。
- コンピュータの Finder または iTunes で新しい iPhone を見つけます。
- 「復元」か「アップデート」の選択肢が表示されたら、「復元」を選択します。
これはアップルのサポートドキュメントによる案内です。
上記の手順を実行しても復元しない、またはMacやPCを所有していない人はアップルストアに相談してみてください。
なお、iCloudバックアップからの復元や、MacまたはPCからの復元でのデータ移行ではこの問題は報告されていないため、不安な方はこれらの方法でデータ移行を実行するのも良いでしょう。